声調の3つのポイントを確認しよう

この記事を定期的に読んでいただいている皆さんは、既に声調について学習済みだと思われるかもしれません。しかし、本当に正確な発音を身につけているかどうか、もう一度確認することをお勧めします。

今回は声調を区別し、正確に発音するための3つのポイントを改めて整理します。

声調を区別するポイント

①音の高低  

まず、声調を出す際には音の高さ低さが重要です。声調の表に示される中央の赤い線を、普段自然に発する声の高さと考えてください。

この線より上にある声調は高く、下にあるものは低くなります。「声調に基準はあるのか?」の記事で見たように、声調の高さは絶対的なものではありません。普段のあなたの声の高さを基準にした相対的なものであることを覚えておいてください。

声調の発音において、個々人の発声可能な範囲内での音の高さや変化の差が重要になります。さらに、高い音と低い音の両方をまたぐ声調は存在しません。声調の音の高いグループと低いグループは互いにそれぞれ「3 + 3」できれいに分けられます。