[過去記事特集まとめ] ベトナム社会と文化探求 vol.3

ベトナム語を通じてベトナムの豊かな歴史、文化、そして社会を理解するための過去記事をまとめました。ベトナム語を学び、その多様な特性からベトナム社会とその人々の織り成す魅力的な面を探求してみましょう。


①トマトのベトナム移住論 ~ハノイってやっぱり住みづらい!?~

2022年7月にホーチミン市を訪れ、そこからバイクで各地を旅しながら中部のダナンまで行き、ダナンで1ヶ月ほど休養した後に、飛行機でハノイに来て1週間ほど滞在していました。

今回南部→中部→北部と短期間でベトナムを縦断する形で見てきましたが、やっぱりハノイは他の都市と比べて圧倒的に住みづらいと思いました(ハノイに現在住んでいる人やこれからハノイに住む予定の人には申し訳ありません💦)。

ハノイが苦手な理由

これまでに私はベトナム全国63省市すべての地域をこの目で見て、そこに住む様々なベトナム人と接してきましたが、ハノイの街及び人は未だに苦手で、観光や友達に会うための短期的な滞在で十分な所かなと感じています。

ハノイが苦手な主な理由としては

1. ハノイは曇りの日が多く(年間快晴日数が少なく)、湿度も高く、陰鬱で不快な気候であることが多い。夏と冬、日中と夜の気温差がはげしく、体調を崩しやすい。
2. 大気汚染レベルが世界トップクラスで、外に出るだけで健康に悪い。
3. ハノイの人は他の地域出身の人や外国人を自分たちと区別し、外国人とわかるとすぐに値段をふっかけてくる、金銭的に騙そうとしてくる人が多く感じる。
4. ベトナム語も少しやかましく聞こえ、礼節的で堅苦しい感じの表現をする人が多い。
5. ホーチミン市では何百軒とあるファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップなどの日系大手コンビニがハノイでは一切ない(サークルKはたくさんあるが厳密には日系ではない)。

  1. に関して今回の短い滞在でも嫌なことがありました。

ハノイの歩行者天国近くの路上の駐輪場で、普通はどんなに高くても10,000ドン(60円)くらいなのですが、私が外国人であることを確認するやいなや、40,000ドン(240円)の値段をふっかけられました。

私も北部の人たちへの偏見などは持ちたくないのですが、南部や中部では一切なかったことが北部滞在中の短期間で何度か起こってしまうと、やっぱり南部や中部と違うな、と感じざるを得ません。今回南部、中部を通して旅してきたからこそ人の性質の違いがより鮮明にわかりました。

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