ベトナム語で言葉数を多くするメリットとそのコツ
ベトナム語では、言葉数(語数)を増やすことで様々なプラスの効果が得られます。今回は、語数を増やすことのメリットと、そのための具体的なテクニックについて詳しく解説します。
言葉数を増やすメリット
1. 丁寧な言い方になる
ベトナム語では、言葉数を多くすることで言葉遣いがより丁寧になります。語数が多ければ多いほど、丁寧な言い方になりやすく、逆に言うと、1-2語程度の単語単位でのやりとりでは、いくら外国人だとわかっていても、相手に不躾な印象を与えやすくなります。
少なくとも「主語+動詞+目的語」など、基本の型に沿った形で文を組み立てることを最初は意識する必要があります。
2. ネイティブらしく感情を伝える言い方になる
ネイティブスピーカーはしばしば長いフレーズを使います。言葉数を増やすことで、単なる情報のやりとりだけでなく、親密さや関係性の深まりを伝えることができるからです。
たとえば、「Tôi mệt.(私は疲れている)」よりも、「Hôm nay em làm việc nhiều quá, thật sự rất là mệt.(今日は仕事が多くて、本当に疲れました」というように、具体的な状況を説明することで、話がよりリアルに相手に伝わります。
単に情報量を増やす余計な一言に見えても、話の背景やその時の感情を伝えることが、より自然でネイティブらしい表現を可能にします。
ベトナム人にとって、無駄な一言は無駄ではないのです。情報伝達だけを目的とするのではなく、話題に対する個人的な見解や感情を加えることで、聞き手とのより深いコミュニケーションができるようになります。
3. 相手に聞き取ってもらいやすくなる
言葉数を多くして、一文を長くすれば、ベトナム人は聞き取れた単語をもとに前後の単語を推測することが可能になります。そのぶんヒントになる情報量も多くなるので、文全体の意味を予想しやすくなります。
ベトナム語学習者の発音が通じないのは、「一文を短く言ってしまっている」というのも一つの原因です。仮に一部の単語の発音を間違えていても、一文を長く正しい語順で言えれば、実は通じる可能性が高くなります。
言葉数を増やすコツ
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