[過去記事まとめ] 多義語系人称代名詞特集 ~mình / họ / taの用法~
知っているようで意外と知らない、日常会話でよく使う複数の意味を持つ単語であるmình / họ / taの各用法の過去記事をまとめました。
日常会話でよく使うmìnhの3つの用法
①(一人称の)自分、僕
Mìnhといえば性別に関係なく使える一人称の「自分、僕、私」という意味ですが、厳密にいうと以下の関係で使い分けることができます。
⑴よそよそしい関係
初対面及び相手の素性がわからないときに使い、中立性を保った丁寧な言い方です。このmìnhに対応する二人称はbạnです。tôi(わたくし)よりかは固い表現ではないため、ベトナム人が使う頻度も高いです。
⑵同年代の親しい関係
生まれ年が同じ、もしくは年が近い親友のような間柄でもmìnhは使えます。この場合も対応する二人称はbạnです。同じような使い方をする人称代名詞にtớ(自分、俺)とcậu(あなた、お前)があります。tớ-cậuは北部でよく使います。
②自分自身(で)、自分一人(で)
Mìnhは「自分自身、自分一人」という代名詞としてもよく使います。先ほどの一人称の用法とどう違うのか例文で確認してみましょう。
この場合のmìnhも「自分」という意味なので人称代名詞のように見えますが、mìnhは話し手ではなくanh ấy(彼)自身のことをさしています。mình=anh ấyなのでこの場合は代名詞の用法です。
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