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人物名を使った婉曲表現
今日は「人物名を使った婉曲表現」について紹介します。これはベトナム語に特有な特徴で、直接的な表現が避けられる文化背景から生まれています。具体的な例を挙げて、この現象を詳しく見ていきましょう。今回は、その中でも3つの表現を紹介していきます。
Chị Huệ
まず一つ目は、「Chị Huệ」です。これは、直訳すると「フエさん」という人の名前になりますが、意味的には「もどす、ゲロをする」という意味になります。
その理由は、「オェッ」という嘔吐した時の音である"Ọe"や"Uệ"がHuệに音の上で似ているからです。例えば「gọi Chị Huệ(フエさんを呼ぶ)」や「bị Chị Huệ gọi(フエさんに呼ばれる)」といった形で使われます。
しかし、この表現はフォーマルな場では使われず、友人同士の冗談として主に用いられます。「吐く、ゲロする」は一般的にói(南部方言)もしくはnôn(北部方言)と表現されます。
・Hôm nay em đi tàu, mà say quá nên súyt thì gọi Chị Huệ.
今日は電車で移動したんだけど、酔ってしまって、もう少しでゲロをするところだったよ。
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