[過去記事まとめ] 語音一致特集
ベトナム語が「通じない」「発音が苦手」「単語が覚えられない」「スペルをよく間違える」といった悩みを持つ多くの人に共通する原因は、「語音一致」ができていないことにあります。
「語音一致」とは、「単語の発音と文字(スペル)を常に対応させること」です。ベトナム語の単語力や発音力がなかなか上達しない人は、往々にして「語音一致」が徹底されていません。耳で聞いた音だけで単語を覚えたり、声調や母音の記号を適当に覚えてしまったりしていると、ベトナム語の上達は難しくなります。ベトナム語では、必ず、常に、そして絶対に「語音一致」を意識してください。
今回はその語音一致に関連する過去記事をまとめました。
⑴ ベトナム語は常に「語音一致」させよ
なぜ「語音一致」が大事なのか
なぜ「語音一致」が大事なのかというと、ベトナム語は表音文字だからです。表音文字とは「文字を見ればその音がわかる字」のことです。
例えば「việt」という単語にはその単語を発音するためのすべての音のしくみが「việt」という文字に表れています。子音[v-],母音[iê], 末子音[-t]、そして重い声調です。
そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、日本語の漢字と比較するとそれは当然でないことがわかります。
なぜなら日本語の漢字は表意文字だからです。表意文字とは「文字を見ればその意味がわかる字」のことです。
例えば「越」という字には「ある所・時の境をこえる」という意味を表しているだけで、その発音は「越」という字からは読み取ることができません。
もちろん我々は「えつ」や「こえる」と読めることを知っていますが、それは知識として知っているというだけであって、「越」という字そのものが音を表しているわけではありません。
現に中国語では越を「yuè」と発音するなど、日本語の発音が絶対的なものではないことがわかります。
細かい発音をいかに意識できるかが上達のカギ
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