ベトナム人は「家己中」である

ベトナム人とのトラブルや、ベトナム人関連の問題に悩んでいる方に、一つのキーワードとなる言葉を紹介します。それは「家己中」です。
「家己中」とは、自己中心的な態度を指す「自己中」をもじった私が造った言葉で、「利己的な家族中心主義」だと思ってください。「家己中」は自分を含む家族が世界で一番大事で、それ以外の他人には考えが及ばない状態を指します。

この言葉はベトナムの家族主義がさらにエスカレートし、その結果、社会や公共に対する配慮が欠けるようになった状態ともいえます。

家己中による弊害

家己中の弊害は、公共性の欠如と自分に関係ない他人への無関心です。例えばベトナムではゴミのポイ捨てが当たり前で、公園や道路などの公共施設は基本的に汚れています。

しかし一方でベトナム人はキレイ好きが多く、家の中をきれいに保つことを重視しており、自分と家族の快適さのために家をきちんと掃除します。家以外の場所の掃除はせいぜい家の前の道の掃除程度にとどまり、それ以外の公共の場所の掃除はほとんど気にかけず、清掃員任せで自分ではまず行いません。

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