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ベトナム人はなぜ愛国心が強いのか?
つい先日、サッカーのASEANカップでベトナムチームが優勝しました。その後、多くの若者たちがバイクで街に繰り出し、国旗を掲げながらブブゼラを吹いたり、花火を打ち上げたりして勝利の喜びを祝いました。
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こうした祝賀行動は、ベトナム語で「Đi bão(嵐のように出かける)」と呼ばれ、ベトナムの若者が活力に満ちた愛国心や同胞愛を表現する文化現象として知られています。
では、なぜベトナム人はこれほどまでに愛国心や団結力が強いのでしょうか?これまで触れてきたベトナム語の特徴や文化的背景をもとに、その理由を考えてみましょう。
理由① 名前のバリエーションが少ない
ベトナム人の名前は特定の苗字や名前が多く使われるため、全体的にバリエーションが少ないのが特徴です。
例えばNguyễnやTrần、Lêといったトップ3の苗字が人口の約半分を占めています。また、中間名やファーストネームも定番の名前が多く、男女それぞれの名前トップ10を覚えれば、全人口の30-50%に該当する名前をカバーできるとされています。
このため、学校や職場などで同じ苗字や似た名前の人が多数存在するのが日常的な光景であり、ベトナム人の間には自然と「名前が同じ(似ている)ことへの親近感」や「同じ集団の一員である」という意識が醸成されます。
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