埼玉県警の警察官採用試験のベトナム語例題を解いてみよう
近年、日本ではベトナム人技能実習生や留学生が増加しており、それに伴ってベトナム人による犯罪も増加しています。現在、日本に在住するベトナム人労働者は50万人を超えており、国別の犯罪件数では中国を抜いてベトナムがトップになるという、不名誉な状況に至っています。
このような状況の中で、日本の警察も増加するベトナム人犯罪に対応するために苦慮しており、各都道府県の警察では、ベトナム語ができる通訳や国際捜査官の人材確保が急務となっています。
そこで今回は、腕試しとして、埼玉県警の国際捜査課の採用試験のベトナム語の例題をみなさんも解いてみましょう。
試験問題 I (警察官採用試験国際捜査 I 類(ベトナム語))
解答解説
(1)
Tôi sinh ra và lớn lên ở tỉnh Saitama.
「生まれ育つ」は「sinh ra và lớn lên」と表現します。このフレーズはセットで覚えておきましょう。
「埼玉県」は「tỉnh Saitama」と表現されますが、「tỉnh」は本来「省」を意味します。しかしtỉnhは日本の都道府県の行政単位に相当するため、「〜県、〜府、〜道=tỉnh〜」となります。ちなみに、東京都は「thủ đô Tokyo=首都東京」と呼びます。
(2)
解答は主に以下の3パターンです。
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