人称代名詞のnóの意味はなぜ捉えにくいのか?
ツイッターでのある投稿が人称代名詞の疑問点をよく表していたので、解答と合わせてみなさんに紹介したいと思います。
ベトナム語の代名詞 nóはなかなか捉えがたい。南部の小説だと自分の子どもを指すのにも使えて"nó là con của mình"などの例も沢山ある。一方、北部レッスンではnóは「嫌いな奴」に使うような見下した表現で自分の子どもには到底使えないと言う。意味合いに方言差がある?
— YT (@GENGOLANGUAGE) May 23, 2022
![](https://assets.st-note.com/img/1653490656580-tWrIMj5Usn.jpg?width=1200)
確かにnóは「あいつ / やつ」という意味にもなるし、ただ単に「彼 / 彼女 / その人」という三人称的な意味にもなります。文脈によって訳が変わるのでどのような場合にnóを使えばいいのかわからない人もいるでしょう。
人称代名詞を使いこなすために重要な「親疎」という概念
実は上のツイートも、そのコメントもすべて「親疎(しんそ)」という概念が抜け落ちています。だからnóの意味、役割が捉えづらくなってしまっているのです。
人称代名詞における親疎とは「親密な関係でも疎い(親密でない)関係でも両方の側面で使える」という意味です。
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