見出し画像

[-t]と[-n]の接辞法則で単語をまとめて覚えよう

単語を覚える際に、様々なグループやカテゴリーに分けてまとめて覚える方法が有効です。今回はベトナム語における「接辞」を基に、単語をグループ化して覚える方法を紹介します。

「接辞」とは、元々ある単語に追加して新しい意味を生み出したり、単語の品詞を変更したりするための小さな言葉の部品のことを指します。語の前に付く場合は「接頭辞(せっとうじ)」と呼ばれ、後ろに付く場合は「接尾辞(せつびじ)」と呼ばれます。

例えば、英語の"un-"は、日本語の「不-」や「非-」に相当し、「unhappy」(不幸な)や「unusual」(普通ではない)など、元の単語の意味を否定する場合に使用されます。

ベトナム語にも接辞によってカテゴリー化できるものがあります。今回は、『フォーの国のことば』(冨田健次)を参考に「切」に関する法則と、それに派生する単語を見てみましょう。

ここから先は

1,101字

¥ 180

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?