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[トマトのベトナム移住論] 外国人短期滞在者でも簡単に作れる!? ベトナムの銀行口座「Timo」とは [2025年最新版]

ベトナムで移住や長期滞在を計画しているなら、銀行口座の開設は欠かせないステップです。しかし、近年の法律改正により外国人が銀行口座を開設する条件は年々厳しくなっています。

本記事ではベトナムでの国際クレジットカード使用の現状、銀行口座開設のメリット、そして短期滞在者向けの便利な銀行口座「Timo」について詳しく解説します。

国際クレジットカードでは不便な場面も多い

まずそもそも外国人なら「Visaカードがあれば十分では?」と思う方もいるかもしれませんが、ベトナムではVISAやMasterCardなどの国際クレジットカードが使いにくい場面が多々あります。以下がその理由です。

対応店舗が限定的
大手スーパーやコンビニ、チェーン店では使えるものの、ローカルの店や施設、小規模ホテル、個人アパートなどではクレジットカードがほとんど使えません。そういった店では現金やQRコード決済が一般的です。

・手数料の上乗せ
店舗側が本来負担すべきクレジットカード手数料(約3%)を顧客に転嫁するケースもあります。中には事前の説明なしに上乗せして請求されることもあります。

・ATM引き出しの制約
海外発行のVisaデビットカードを使って現地ATMで引き出せる金額の上限は1回200万VND(約12,000円)です。また、1回引き出すごとに500~800円の各種手数料がかかるため、多額の現金が必要な場合は非常に不便です。

このように観光や短期滞在であればVisaカードだけでもなんとか我慢できますが、数ヶ月単位の長期滞在では不便に感じることが多くなります。

ベトナム国内銀行口座のメリット

一方で、ベトナム国内の銀行口座を持つと、以下のような利便性があります。

・どこでもQR決済が可能
屋台やローカル店舗での決済、請求書の支払い、電話代のチャージなど何でも使えるため、現金を持ち歩く必要がほとんどなくなります。

・海外送金手続きがスムーズ
日本の銀行口座からWiseなどの海外送金サービスを利用して、円からベトナムドンに替えて使用することができます。

・多額の決済、資産管理ができる
ドンでの大きな金額を簡単に管理・決済することができます。

・ローカル振込が便利
ベトナム人との間でドンを無料でスムーズに振り込んだり受け取ったりできます。

銀行口座開設は長期ビザが必要

ただし、外国人がベトナムで国内の銀行口座を開設するには原則1年以上の長期ビザが必要とされています。

ベトナムで1年以上の長期滞在を可能にするビザは、主に以下の4種類です。

・労働ビザ:現地企業で働く。
・留学ビザ:大学や教育機関で学ぶ。
・投資ビザ:ベトナムの企業に多額の投資を行う。
・配偶者ビザ:ベトナム人と結婚する。

つまり、ベトナムで長期滞在し銀行口座を開設するためには「働く」「勉強する」「投資する」「結婚する」のいずれかを選ぶ必要があります。

そのため、自由なライフスタイルを求める海外フリーランスやノマドワーカー、FIRE後の移住希望者、年金生活者、海外ニートなどにとっては、長期ビザによる銀行口座開設が大きな障壁となります。

Timo:短期滞在者向け銀行サービス

しかしそんな中、外国人短期滞在者でも利用できる銀行サービスとして注目されているのが「Timo」です。Timoは外国人観光客や短期滞在者向けにベトナム国内での銀行口座サービスを提供しており、以下の利点があります。

Timoでできること

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