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【ベトナム語】『メモ式 ベトナム語早わかり』 、初めて買ったベトナム語のテキスト

唐突ですが、とある事情でベトナムへ行く事が決まったのは1996年の秋。それも決まってから二週間ほどで飛行機に乗らねばならないという状況で、慌てて準備をする中、ベトナム語のテキストを買いに行きました。

当時、まだベトナム語のテキストは数が少なかったのですが、幸い、初心者に優しそうな表紙イラストの『メモ式 ベトナム語早わかり』(宇根祥夫 著 三修社)があったので、それを購入し、ほとんど開く間もなく出発。

突然 ベトナムへ行く事になった経緯、また初めてベトナムの地を踏んだ日などについてはまた別の機会にしますが、ドタバタもありつつ、なんとか新天地となる、とある地方都市での生活が始まったのでした。

そこはハノイから東に100キロほど行ったハイフォンという町でしたが、当時、ハノイやホーチミン市はまだしも、ハイフォンは外国人が少なく(それでも日本人は100名程いて、日本食屋は2軒ありました)、娯楽に乏しく、誰もが時間を持て余す中、自分は、ベトナム語で町の人とコミュニケーションが取れれば、それなりに楽しくなるのではないかと、時間があれば、テキストを開いて勉強をしました。まぁ、簡単には通じませんでしたが。

やはりベトナム語は、最初から声調と発音を先生について しっかり身につけないといけない言語ですが、'90年代後半のハイフォンに"外国人にベトナム語を教えられる人"を探すのは非常に難しく、またそんな余裕もなく..

それからのベトナム人生は山あり谷あり、ベトナム語熱も上がったり下がったりでしたが、一つ、諦めずにコツコツと続けた事が、後に身を助ける事となったのですから、人生、できる事はなんでもやっておけば、いつかそれが思いがけない事に結びついたりもするものと、しみじみ思う次第です。

今でもたまに『メモ式 ベトナム語早わかり』を開き、初心を忘れないようにしています。

"思えば遠くへ来たものだ"
そんな今日この頃です。

今でも初心を思い出したい時に開く
『メモ式 ベトナム語早わかり』

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