ベトナム進出方法の解説
はじめに
2020年のベトナムの一人当たりGDPは32万円に到達していて、2024年には45万円に増加するとされています。ベトナムの一人当たりGDPは、2010年からの11年でおよそ2倍にもなっています。
GDP、国民所得が増加しているベトナムは、モノを売る市場として外資系企業から注目を集めています。しかし、もちろんですがベトナムならではの壁もあります。
今回は、ベトナムでのモノの販売方法について考えていきましょう。
ベトナムでのモノの販売場所
ベトナムには、大きく分けて3つのモノの販売場所(流通形態)があります。
一つ目は「伝統的な販売場所」です。具体的には個人経営の商店や、市場(いちば)です。個人商店の方は、ベトナムの街中で多く見られる小さな路面店がほとんどです。市場の方は、観光地として知名度が高い「ベンタイン市場」等が良い例です。
二つ目は「現代的な販売場所」です。例えば、コンビニやスーパーマーケットを指します。ベトナムではこのようなお店が増加していて、着実に利用者が増えています。空調の効いた快適な空間で、清潔なモノを買う需要がベトナムでは高まっています。
三つ目は「EC」です。オンラインショッピングのことです。これも現代的ではありますが、実店舗の運営とは異なる部分が非常に多いですので、別で考えた方が良いと思います。
ベトナムでモノを売る方策
まずは「マッチングイベント」が挙げられます。民間の会社が実施するものもありますが、日本政府が実施するものもあります。日本貿易振興機関(JETRO)が様々な形式で実施しています。
直接自分でパートナーと協業する方法もあります。製造分野ではOEM製造なども可能です。販売については、最近はベトナムのインフルエンサーと協業するやり方が注目を集めています。
マーケティングの方法としてはやはり、ベトナム人の特徴をしっかりと掴み、ローカライズすることが肝要です。食習慣の違いや子どもへの投資、美容意識向上など、ベトナムにも多くのトレンドがあるのです。