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「金のハンノイ」まえがきのまえがき・ヴィエンチャン旅行ガイド2025(遺言)
「仕事」には「私の仕事」と「あなたの仕事」のほかに「誰の仕事でもない仕事」というものがあると思います。
道ばたに空き缶が落ちている。誰が捨てたのかは知らないけれど、「この空き缶を見つけたのは私である、だからこれを捨てることは私の仕事である」というふうに自然に考えることのできる人を私は「仕事のできる人」だと考えます。
ビジネスの現場において、「私の仕事」と「あなたの仕事」の隙間に「誰の仕事でもない仕事」がしばしば発生します。もちろん「誰の仕事でもない」わけですから、私がそれを放置しても、誰からも責任を問われることはありません。
「誰の仕事でもない仕事」というのは字の通り、大したことがないことかもしれません。しかし私の経験上、それは次第に大きくなり、周囲を侵食し、やがては全体を脅かす災厄の芽となるケースが多々あります。災厄の芽は早めに摘んでおいた方が巨大化してから対処するよりずっと手間がかかりません。
「金のハンノイ」まえがきのまえがき
ハンノイ倶楽部というアカウントがXで凍結になり、作成を検討していたヴィエンチャンの旅行ガイドも頓挫中です。しかし、ハンノイ倶楽部が残したものを遺言としてnoteで投稿することが当アカウントのできることではないかと考えました。
誰の仕事でもないけれど(実際、仕事でもないわけですが)、まずはまえがきのまえがきから投稿したいと思います。