目的であるプログラミング的思考とは?
小学校でプログラミング教育の必修化が始まりました。親としては、どのようなことを学ぶのか、自分もプログラミングを学ぶべきかなど、気になることも多いはず。そこでここではプログラミング教育必修化の目的についてを紹介します。
プログラミング教育の必修化の目的はプログラミング的思考を身につけることです。プログラミング的思考は、プログラミング言語を覚えたりプログラミング技能を習得することではなく、コンピューターやプログラミングの概念にもとづいた問題解決型の思考のことをいいます。プログラミングとは、コンピューターに分かる言語で命令を書いて並べ仕事してもらうことです。
プログラミング的思考は、いろんな情報に流されず、必要なものとそうでないものを見極める力や、自分の目的を達成するために順序立てて論理的に考え結果を出す力のことですので、日々生活や仕事のあらゆる場面に必要な力と言えるでしょう。「プログラミング的思考」と「論理的思考」は、同様の意味に捉えられがちですが、二つには違いがあります。論理的思考は、目的を達成するために、どうしたらできるのか分解して考えたりすること。プログラミング的思考は、目的を達成するために様々な手段の中から最適な方法を考えることです。似てるようで明確な違いがありますね。
そしてプログラミング的思考を学ぶと、いろいろなことが身に付きます。まずは「抽象化」です。物事の本質を捉えるために抽象的に捉えることも必要になってきます。次に「分解」。どのようなものが、合わさって一つのものになっているのか想像し理解することが必要です。次に、「順序立て」。物事を進めていく上で順序立てていく能力です。そして「分析」。どうすれば、より良くなるかを考えるのが分析の能力です。いろんなことに役立ちそうなスキルですので、子供だけでなく親子で身に付けたいものですね。もう少しプログラミング教育について知りたい方は、プログラミング教育で親が気をつけるべき点や学び方など、役立つ情報が満載の「どうする?どうなる?プログラミング教育!」もチェックしてみましょう。