72.物事を大成させるには基礎基本が大事
こんにちは。喜多彩乃です。
世の中で結果を出している方が仕事をしている様子を拝見していると、何か特別なことをやっていらっしゃるのではなく、基礎基本を徹底されているのだなぁとすごく感じます。
仕事でも勉強でもスポーツでも、なんでも基礎をしっかり固めることが大成するための秘訣なのではないかと思います。
イチロー選手も自分が結果を残したのは基礎を積み重ねただけだとおっしゃっています。外国語を話すときも、中学生の時に学ぶ構文をマスターすれば、流暢に日常会話を話せるようになります。高層ビルを建てるときも一番重要になるのは基礎作りで、スカイツリーを立てるのに地下50メートルまで掘り、杭を打っているそうです。
武道の世界では「守破離」という言葉があります。武道を極めるには、まず師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につけます(守)。その後、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させます(破)、最後に、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させます(離)。この言葉からもわかるように、基礎がしっかりしているからこそ、様々なことに対応ができると思います。
逆に、基礎がしっかりしていない状態で結果を残そうとするとどこかで頭打ちになってしまうのではないかとも思います。わたしも中学生の時に部活でテニスをしていたのですが、最初に変なフォームを身に着けてしまい、正しいフォームに修正するのに3ヶ月ほどかかりました。その間徹底して、基礎練をしました。フォーム修正中は、周りにおくれをとって焦っていましたが、最終的にはレギュラーを獲得し、基礎に立ち返って本当に良かったと思った経験があります。
仕事においても基礎基本を徹底して、一つずつステップアップしていきたいと思います。