ローカルCMの世界「かに家」
この記事では、北海道ローカルCM「かに家」について語ります。
※素人の調査です。これを読んでご自身で調べられるのは自由ですが、当記事を根拠とした不確かな情報拡散はご遠慮ください。
元々、自分がローカルCMに興味を持ったのは1988年に放送された『テレビCM30年史』(フジテレビ)の日本列島CMお国自慢というコーナーが面白かったからです。その中でも大分県ローカルの大分小動物病院のCMにはとても衝撃を受け、大笑いした覚えがあります。(別の機会に記事を書く予定です。)
自分は録画ビデオテープを持っていますが、YouTubeでも他の方が投稿されています。もし興味があれば見てみてください。
同じように、1988年に放送された『さんま・一機のその地方でしか見られない面白そうな番組を全国のみんなで楽しく見ちゃおうとする番組の5回目です』(フジテレビ)という番組もあります。趣旨は同じ、面白いローカル番組を紹介する特番です。
これも録画を持っているので、その中でも大笑いした谷川俊太郎の詩「男の子のマーチ」を朗読する仙台放送の番組を、以前に動画サイトに投稿しましたが不評を買ったみたいです。
これら番組に匹敵するようなローカルCMを見つける事が目標のひとつです。今回は個人的に大笑いしたCMを見つけたのでここで紹介します。
蟹のCMといえば、かに道楽のCMソング(キダ・タロー作曲)が有名ですが、その名もズバリかに家。
発見したCM
【1991年】かに家「蟹を食うならかに家」
1991年10月19日の金曜ロードショー(UHB)の録画に入っていたもので、番組後に続けて放送された天気予報です。一つ目のCMは0:10、二つ目は2:20から。
蟹が三味線の伴奏で突然歌いだすCM。ただそれだけなのですが、シュールで面白いです。
不気味だという意見も見かけましたが、蟹の模型がリアルなのと合成感が不気味に思うのかもしれません。
続けて見るとさらに面白いです。
蟹が巨大化しています。何で上に乗ってるんだ。
一つ目がMサイズなら、これはLLサイズでしょうか。いや、もっとデカいか。
Youtubeでは見たかったCMというコメントや、愛知県でも放送されていたという話もありました。調べてみると名古屋にもかに家 名古屋店があり、おそらくCMの内容は同じで最後の店名だけ変わっていたのだと思います。もしかしたら愛知県の録画ビデオテープを探したら見つかるかもしれません。
他の支店がある地方でも放送されたのでしょうか?
…とりあえず、これは札幌本店という事で北海道ローカルCMとさせていただきます。
Twitterで過去のツイートを検索すると、かに家のCMを中部地方で見ていた方が友人に誰からも賛同を得られず嘆いている呟きを見つけました。
トトロの存在を信じてもらえないメイちゃんみたいで、傍から見るとちょっと微笑ましかったです。発見したCMをYouTubeに投稿したので、もし見ていて喜んでもらえたら嬉しいですが。
余談
今の時代、コサキン的な紹介の仕方ってどう思うのか?という話。
自分はローカルCMにあたって、前述のように関根勤出演の『テレビCM30年史』や小堺一機出演の『その地方でしか見られない…』の影響を受けています。「コサキンソング」も大好きなのですが、同じような赤坂泰彦の「うさんくさいポップス」で和田浩治の『若い突風』の紹介にイライラした経験があります。
まず和田浩治について、レコード発売(1960年)の前年に日活でデビューした当時16歳の新人映画スターです。
『若い突風』は売出し中の和田浩治のレコードデビュー作という事で、歌に関してはほぼ素人なので下手に聞こえるのも仕方ないのです。後年は渋い歌声の歌手に成長しました。
あと歌詞にもツッコミ入れていましたが、雑誌「週刊平凡」で募集して女性ファンが投稿したのが採用されたものです。
「ゲイスターズってよくわかんないんですけど」「あんた有名なジャズオーケストラも知らんのか」といちいちツッコミにツッコミを入れたくなります。
そういう話をしっかりと調べずに当時のスターやファンを馬鹿にしたようで、腹立たしく思ったのです。
この記事を読んでいる方だけにでも汚名挽回したい、と話が長くなってしまいました。
何が言いたいのかと言うとイジりと馬鹿にする笑いの境目は難しい。イジるにしてもしっかりと下調べしよう、人を不快にする紹介の仕方をしないように心がけよう、という結論でした。