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平成最後の夏!自主映画を撮る!!
どうもこんにちわ。
金曜担当のシーズン野田です。
そろそろ金曜の人って呼ぶのやめてもらえますか?ちゃんと親からもらった大事な名前があるのです。どんな季節でも強くたくましく生き抜いて欲しいという、親の願いがいっぱい詰まったシーズンという大事な名前がね。
さて、現在シーズン野田は20分ほどの短編を撮っています。完全に自主映画です。ちなみに自分のじゃありませんし、人の企画に乗っかってますが、お金は出してます。久々にオリジナルで映像を作るという体験は、何にも得難いなぁと思います。しかし難題につぐ難題でシナリオも10稿以上書き直しました。まぁことほど左様に挑戦しているわけですが、基本シナリオ担当とはいえ、制作演出にも口を出している状態で、なんにせよ忙しい。
仕事か映画作りの二択に陥り、他のことがほとんどできません。
助けてください!!!
何回も何回も世界の中心じゃないのに叫んでいました。
日常業務じゃ月曜担当の金井さんに全てを任せきりなもんで、こういうとき自分の無能さを思い知ります。
当日のことを考えて先回りして色々と決めなければならず、ロケ先に駐車場はあるか、コンビニはあるかなど、月曜日担当の金井さんの行動を思い出しながら準備しています。
金井さんならどうするか。
僕の中で映画を撮ることはすなわち、金井さんを思い出すことに他なりません。
金井さんです。
さて、今回映画作りに携わり、映画を作るためには何が必要なのかが少し見えたような気がしました。もし「いつか映画を撮ろう」と思っているあなたには、ここからが朗報です。さて、映画作りには何が必要か。
お金?
確かにお金がないと立派な機材やキャストを揃えることはできませんよね。しかし、今はケータイでも映画が撮れる時代。
あのソダーバーグ監督も全編iPhoneで「Unsane」という映画を撮っています。
全員死刑の小林監督の「ヘドローバ」もまた全編ケータイで撮ってます。むしろケータイゆえのフットワークの軽さが生み出した作品といえなくもありません。
酒井監督の「ウィッチ・フウィッチ」もまたケータイで撮影することを生かしたルックで逆におしゃれ。ないようもかわいらしくてとても面白い。
このようにお金なんてなくたってケータイで映画は撮れるんです(とはいえかかってるけど)。
もっと根源的な、初めの一歩の話です。
情熱?
確かに情熱がないとこんな大変なことできません。
しかし、学生時代。映画を撮っていた頃。自分に情熱なんかありませんでした。周囲から見たらあったのかな?でも美大という環境の中でみんな撮ってたし、課題だからという理由がほとんどです。やらないといけないからやっていた。そんなに激しく「まじで映画とりてー」ってなことはありませんでした。むしろ今の方が撮りたい。
あの頃は撮るのが当たり前だったんです。
時を経て当たり前の物事が変わったにすぎません。つまり、映画作りが当たり前でなくなったから撮りたいという感情が芽生える。
もうわかりましたね?
映画を撮るのに必要なのは、映画を夢にしすぎないというマインドです。
撮ることを当たり前のこととして、日々コツコツと暮らすこと。映画づくりは大変だし、考えるとやることなすこと多くてしんどい。撮ったからといって何になるかを考えると、意味なんかないように感じる。だけど、全てのものに意味なんてない。あるとすれば映画を撮ることそのものが意味であると。それこそが一番の尊さです。日々の当たり前を愛することと同じように映画作りを捉えればいいのです。カメラを止めるな!ということですね。
今携わっている映画もやめたいです。苦しくてさっさと終わらせたい。でも、やるしかないからやっている。
それは生きるのは苦しいことと同一です。
でもその中に、自分の世界が立ち上がる瞬間があって、それがガソリンとなって走ることができる。それが多分お金がもらえることと一緒なんです。
いやいや、シーズンさん。そのマインドを得るためにどうしたらいいのかが知りたいんです。なるほど・・・。多分そんなあたなは無理して撮ることもないんじゃないかな。
ティックトックやれ。
今時自主映画なんてバカらしくてやってられるかよ!!!それが正常!!!
でもさぁ、夏の思い出になるよな、きっと。
死ぬとき思い出すようなことを、死ぬまでにたくさんしたいよね。