続・広告に大事なことはハズキルーぺのCMに学んだという話
カナイです。
以前ハズキルーペのCMについての記事を書きましたが、
最近、新作が公開されましたね!
前作をオマージュしたような内容ですが、パンチありすぎた前作に比べると演出が控えめですね。
ここの、みんなケツでルーペを割ろうとする演出がかなり悪ノリですけどね…!
大昔の「象が踏んでも壊れない筆箱」を思い出しました。
さて、広告界隈では、今年インパクトがあったコンテンツの一つとしてこの「ハズキルーぺ」が結構話題になっているようです。
特に話題になってたのがこのツイート。
(元記事)
もし、ルーペのCMの企画を考えてと言われたら、「目が悪いおじお父さんがいて、娘がルーペをプレゼントして、ポジティブな感じになる」とか、「近未来が舞台で、ルーペをかけると見えなかったものが見えて…」みたいな、感動系か突飛もない企画を出すと思います。
だって、ルーペのCMなんてやってないし、そもそもルーペに需要があるかどうかもわからない。特徴も「よく見える」とか値段が安いとか、多分それぐらいしかない。
直接「ハズキルーペはすごい!」「小さい文字がよく見える!」なんてさせるのは、クリエイターとしては表現がストレートすぎて、なかなか企画に出せない。
このCMがクリエイティブとしてすごいのは、単純なメッセージを壮大なスケールにした60秒CMを、テレビで露出しまくったことです。
サイトに放映リストが載っているのですが、
朝から晩まで、満遍なくCMやってます…。
(リスト載せるのも珍しいですが)
テレビで聞いた話ですが、広告費を100億かけて、300億売り上げたらしいですよ!
しかも、大物俳優や女優が商品名を連呼するから、非常に信頼感が持てる。そのおかげで、この1年間で非常に認知度が上がったと思います。
そのおかげなのか、なんと「うーん」と思うCMランキングの2位にランキングしています。
中高年向けの商品なので、テレビCMとは相性がよかったかもしれません。しかも、機能訴求がしっかりされてるから、直接購買に結びつく。あとは露出に予算を掛けまくった妥協の無さ。今後スポーツ中継にもCMを出すみたいなので、今勢いがあるのは間違いないです。
次のCMはどんな役者が、どんな舞台で、どんなCMを出してくるのか?さらにエスカレートするのか?注目ですね。
すごいぞ!ハズキルーペ!
ではまた。
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