あんこ と カラス と アサミ と…時々ももりゅうと。
今から約1ヶ月前、こんなことをつぶやいてみました。
私が1年以上前に投稿した、発明品に関する記事。ここには私が考えた2つの発明品が登場します。
ひとつは「髪を切ってくれるブラシ」
そしてもうひとつは「新世代エステ」
これらを使ってお話を作ってくれる方を募集したのです。
だって今の私には、小説とか書ける気がしませんから。
そして二人の方が手をあげてくださいました。
まずは 拝啓 あんこぼーろさん。noteの中では「あんちやん」「ももちやん」と呼び合って、仲良くさせていただいております。
あんちやんが使ってくれたのは「新世代エステ」。
初見のときより、トップ画がなくなったりタイトルが変わってる気がする…。
あんちやんの凄いところって、例えば新世代エステrebotを使った時に、なりたい自分になれるからってドキドキするのは誰でもわかる。そしてその結果、世の中の流れがどんな風になって最終的には世論が、人々の価値観がどのように変化していくのか。その結果、どんな光と影が生まれるのかと言う顛末まで瞬時に考えてしまうというところ。「お題聞いた瞬間に90%ぐらい出来上がっておりました!」ってコメントに書いてくれて、この人の頭の中ってどんな構造になっているんだろうって毎度びっくりさせられます。
そして闇夜のカラスさん。彼女の作品に初めて触れたのは、少し前にやった私の企画の参加作品でした。最初に読ませてもらったときに思ったんです「何て魅力的な文章を書かれる方なんだ!」って。内容はBLについての投稿だったのですが、イラストを多用してあり 雑誌を見ているようで、すんなり読めてしまうのです。そしてBLについて無知な私の相談に、とても親切で丁寧にいろいろ教えてくださいました。
そんな闇夜のカラスさんが使ってくれたのが「髪を切ってくれるブラシ」です。
もう、読んでみてください!キュンキュンするポイントがてんこ盛りです。久しぶりのデートに向けて新しい服を買って髪型を整えるウキウキした気持ち。そして事件が起こり、最終的には「愛」なんです。この気持ちを知ってしまうと無性に恋がしたくなります。闇夜のカラスワールドを、ぜひ体感してほしいです。特に女子にとっては、たまらない展開です。
今回私のつぶやきで、こんなに素晴らしい作品たちと出会えてとても嬉しかったです。でも、これだけでは終わりません。
拝啓 あんこぼーろ と 闇夜のカラス。この2人の巨匠で思い出す作品があります。
そう『夢みる猫は、しっぽで笑う』です。
このお話は、イシノアサミさん作のイラストをもとに作られています。
ちなみに、ヘッダーもイシノアサミさんさんの作品です。とても温かくてやさしくて、おまけにめっちゃキュートで ひと目で大好きになりました。アサミさん、初めましてなのに勝手に記事にさせてもらいました。よろしくお願いします!
お話は 拝啓 あんこぼーろさん と 闇夜のカラスさんがそれぞれ 「起承転結」を担当して書かれた四部作になります。いや、五部作になるのかな。
・・・すごかったです・・・・・。
私は「起承」までをリアルタイムで読んでいたんだけど、今日改めて最初から通して最後まで読ませてもらいました。
ちょっと放心状態みたいになっていて・・語彙力なくて、あれなんですけど・・・すごかったです。結・後編では何度も鳥肌が立ちました。
あんまり書くとネタバレになっちゃうので伏せますが、とても2人で書いたとは思えない作品です。あまり打ち合わせもせずに書き進められたらしいのですが、本当?って首を傾げたくなるくらい。最初から綿密な計算で作られたんじゃないかと思うほどたくさんの伏線がありました。それが見事に回収されているし、1つ1つの要素がすごく生きている。
そして展開もすごかったです。人間として生きていくうえで、精神論じゃないけど人として大切なこと。気づきにくいけどじつは本質的なことを考える切っ掛けを与えてくれます。
そして命ある者への慈しみ。大切な要素がここにはたくさん詰まっています。
私の足りない語彙力で書くと安っぽく感じるかもしれませんが、拝啓 あんこぼーろさん と 闇夜のカラスさんって、本当に天才だなって思いました。noteの中でこんなにすごい作品に出会えるなんて感動です。ぜひジブリで映像化してほしいです。
そして作者3人によるオープンチャットもあり、ファンにとっては嬉しい展開。作者人も、読者も興奮冷めやらずといった感じですね。
そして、イシノアサミさんの感想文がまた素敵でした。
アサミさんもまた、物語の進行と一緒に何枚ものイメージイラストを描いておられるのです。毎回1話終わるごとのコメント欄でもアサミさんが感極まっているのがよくわかって、読んでいる方も胸がきゅうって締め付けられる思いがしました。
そして読者による感想や考察で、コメント欄は毎回大賑わいでした。中には涙する人もたくさんいて、あまりの熱さに私はコメントするのを躊躇われ、遠くから傍観するだけにさせてもらいました。
なんだかね、うまく書けないんですよ。あの空気感をここで説明しようと思っても、何書いても軽すぎる気がして。皆様におかれましては、ぜひ記事の方へ飛んでいただいて、全編読んでみてもらいたいです。ほら、今日は金曜日!週末じゃないですか。今日か明日の一晩を『夢みる猫は、しっぽで笑う』に捧げていただいて、静かな部屋でひとりで読んでみてください。タオルと飲み物の準備は忘れずに。
拝啓 あんこぼーろさん、闇夜のカラスさん、イシノアサミさん、素敵な物語をありがとうございました。