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スペイン、アンダルシアあれこれ

先週スペインのセビリアに行ってきた。気がついたことなど

1)女性がきれい。というか自然。女性がとてもきれいというか、あまり無理していない感じでキレイ。メイクもイギリス人よりしっかりしてますが、日本人みたいに一重を二重にするみたいなメークはせず、割にファンデ塗って、ちょっとポイントメークして、リップ引いてという感じで。そして服装もそこまで高い服を着ているわけではないが、ザラやマンゴと言ったブランドの女性らしい服をさらっと着こなしてきて素敵である。そして足元はエスパリドーユかそれっぽいヒールのあるサンダルを履いていて、足は色とりどりのペディキュア。髪の毛はみんなロングでまとめている人もいれば垂らしている人もいて、それもわざとらしくなく、自然。イギリス人ほど人工的に染めている人もあまりいないので暗い髪色の人が多い。

なんか、自然で女らしいというのがいいなあと思ってじっと見てしまった。ただ、ショートカットの女性がほとんどいなく、そして、かなりお年を召した方でもロングヘア死守の方が多かったような気がする。

やせている人も太っている人もいろいろいるが、みんな自然だし、さりげなく女性らしい。イギリスで未だに主流のアスレジャールックにごついスニーカーという恰好の人もあまりいないので、割に古典的な女性らしさが際立つタイプの女性が多いような気がする。

日本人に体形は近いので(大きくなく骨組みは華奢)、比較的取り入れやすいおしゃれなような気がする。

2)男性はなんというか、、、、、
男性は小柄、肩はなで肩、でひげが濃く、ひげ率が高い。そして頭がそれなりに大きい。なんとなくではあるが、日本の男性に例えると、サッカーの吉田麻也選手、歌舞伎の中村勘九郎あたり。濃いけど、大きくないのでそこまで持たれない。あと、比較的おとなしいというか、べちゃべちゃうるさいイメージがあったがそれはイタリア人で、あそこまでうるさいイメージがない。シャツはズボンにちゃんと入れ、ベルトをしめている。夕方になると色とりどりの麻のシャツに白っぽいズボン、白やベージュのジャケットにパナマ帽をかぶって街に出てくる。まあ、おしゃれだわ。時たまウェイターさんなどで大きい人を見たがひとりは「母親がイギリス人」という人だった。

男も女もラテン系なので、やはりイギリスやオランダ、ドイツなどのアングロサクソンや、アイルランドやウェールズ、スコットランドにいたケルト系とは全然違う。そして、北の方にいる北欧のバイキングとも違う。そういう意味で、はっと周りを見回してみて「外国に来てる」感が半端なかった。

帽子屋さん。エクアドル産のパナマハットたくさん、場所によってはボルサリーノもたくさん

3)やっぱりシエスタがある
お店はほとんど2部制、10時から14時まで開けて、17時かもしくは18時に再度お店を開け、閉店は20時から21時。14時過ぎるとバタバタとお店が閉まる。スーパーなどは一日ぶっ続けでやっていることが多いが、個人商店はこのパターンが多いので、買い物をしたい人は要注意。噂だと託児所は8時くらいまでやっていることが多いらしい。

4)バリアフリーが進んでいる
お店の入り口は必ず車いすが取り回しできるようなスロープがついていて、お店の通路もそれを意識したものが多く、イギリスなどに比べるとかなりその辺の設備が進んでいる印象。ユーザーも街に溶け込んでいる感じで、全然違う感じがした。

5)年寄りがあまり年寄りくさくない
おじいさんもおばあさんもそれなりにおしゃれして、なんか現役感がすごい。あと日本の人達とはちょっと違って、セクシー寄りのおしゃれ、髪型、靴なども年寄り臭いものではなく、若い人が履いても違和感ないものを履いているような感じがした。まあ、これは以前旅行したバルセロナでも感じたが、それなりに美意識高そうなおじい様おばあ様が多く、私は以前バルセロナの地下鉄でおばあさんに髪の結び方を「こうやってやった方がいい」と片言の英語でアドバイスを受けたことがあります。枯れてない感じがすごい。ただ、フランスみたいに白髪のおばあさんで赤い口紅って感じではないんだよね。もっとさりげない感じがした。

6)ビールのバリエーションはほとんどない
ほぼ、一択、アンダルシア地方はクルスカンポというちょっとうっすい感じのラガービール一択。どこへ行ってもこれで、かなり冷えた状態で出てくる。サイズはスモールとラージ。スモールは日本のビールグラスと同じくらい。ラージは中ジョッキと同じサイズ。イギリスのパブは店に入るとずらーっといろんなビールのサーバーが並んでいるが、スペインはほとんどそういうパブはなく、たくさん種類がある専門店が一応街に一件くらいはあるからそういうところへ行けという感じなんであろう。

セビリアで一番有名なチュロスを出すバル、上の方の看板がクルスカンポビールの印

7)教会めっちゃ多い。
教会めっちゃ多い。そして日常的にきちんと教会がワークしている感じ。礼拝毎朝毎晩やってる。そしてある時間になると教会からわさわさ坊さん尼さんが出てきて用を足しているのを見る。(買い物とか銀行とか)そして教会の中がむちゃくちゃきれいでゴージャス。さすがカソリックの国、という感じで恐れ入りました。たいして名所になっていない教会でも、びっくりするくらいきれいな教会がたくさんありました。

コルドバで見かけたタイル絵のマリア様

8)パンは期待できない
パン、なぜか安っぽいぼそぼそしたパンが多く、菓子パンもほとんどなく、クロワッサンもそこまでという感じ。あまりおいしくないのでほとんど食べなかった。

9)外国の食べ物はほとんど見かけない
ピザ、パスタ屋などはあることはあったが、メインストリームではなく、タパス、タベルナなど伝統的なスペイン料理のレストランばっかり。ファストフードのお店はあることはあった。マック、バーガーキング、スターバックスなどがそろっていたが、ほとんど観光客が多かった。一応うどんを出すチェーン店があり、立ち寄ってみたが、汁のあるうどんより焼きそばの方が人気があるよう。タパスやタベルナに飽きたらスペイン、ちょっと厳しいかも。

10)日本人は食べすぎに注意
タパスの料理、タベルナの料理、おいしいです。ただし、人によって合う合わないあるような感じがする。胃腸の弱い人、あらかじめ胃薬を用意しておいた方が絶対にいい。オリーブ油や豚の油がくどいと感じる人はサラダや野菜中心のメニューを大目に頼んだ方がいいような気がする。正直、軽めに見えておいしいので食べすぎるが、後で必ずおなかを壊す人がいるような料理が多いので、わかもとやらキャベジンは必須のような気がする。その代わり甘いものはそこまで甘くくどくなく、さらっと食べられるものが多いような気がする。

煮込み おいしかったけど、この店ではこれしか食べられなかった。

11)ながっちりはきらわれる?
さっと食べてさっと飲んで帰る。外でたばこ吸ってしゃべっているおじさんは見るがそれ以外はあまり見ない。日本人からするとあっさりしてんなと思った。もしかしたら、家などに人を読んでだらだら話して飲んでという習慣がある人達なのかもしれないが。買い物にしろ、食事にしろだらだらしてないイメージ。

12)アンダルシアはやっぱりフラメンコ?
あちこちでフラメンコのショーや、ちょっとフラメンコを見せる簡単な作りの劇場がありました。ま、見てませんが。どこへ行ってもポスターやら劇場の宣伝がたくさん出ていて、そういうものなのだなと。好きな人にとってはたまらないのかな。とにかく多かったイメージ。

13)なんだか懐かしい
セビリアは街自体が歴史遺産のような古い町並みがたくさん残っていて、そして、生活もそこまでせかせかしてロンドンなどに比べるとスローな感じ。夕方になると多少おしゃれしてカップルがなんとなく町をふらふら歩いていたり、家族連れがアイスなどを食べながらふらふら歩いていたりして、なんだか昔の日本の光景を思い出してしまった。ショッピングモールもチェーン店もなかったころ、なんとなく家族で商店街をふらっと歩いたり、喫茶店でナポリタンを食べたりしたころの、なんかそういう感じがまだまだ残っていて、ちょっとセンチメンタルになってしまったのでした。

14)とりあえず暑い
とにかく暑くてそして日差しが強い。行くべきシーズンは選ぶべき、春か秋、冬あたりがいいような気がする。初夏になると日本の猛暑日とほとんど変わらなくなるので、避けるべきか(ホテルなどは取りやすいけど。)あちこちに給水スタンドやらお茶するところがあるので、脱水症状にはなりにくいと思うし、エアコンはどこ行っても作動してるので、まあ、大丈夫ではあるが、とにかく暑い。そして日本のやわな日焼け止めだと必ず焼ける。現地でヘリオケアのクリームを買うか、金のアネッサを持って行くべきである。正直、資生堂の強めの日焼止めくらいがちょうどよく、他のは焼けたので。ヘリオケアは焼けなかった。

アンダルシア、地方的に面白そうなので、またグラナダやマラガ、カディス当たりも行ってみたいなあ。


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