なぜヒトは女児向けアニメを見るのか
2021/02/28は何の日でしょうか。
そう!「トロピカル~ジュ!プリキュア」の第一話放送日です。
いい年して朝早くに、起床して視聴するのが異常だというなら非常にそうなんですが、女児向けアニメを見る理由があります。それは、
ポジティブになるためです。
ポジティブこそ生きる活力、生きてるって感じがするので、悩んでいるときも疲れている時もポジりたいですよね!
ポジティブに向かうための様々な工夫が詰まっているのが女児向けアニメであり、ポジティブさをわかりやすく伝える手法が以下3つだと考えています。
1. メッセージ性のある1話完結型ストーリー
2. キャラクターが持つモチーフ(キメポーズ・キメ台詞、持ちネタ)
3. メインコンテンツ(変身・歌・ダンス・バトル)
2をベースにして1を展開し、3でアクセントをつけるといった構成が、わかりやすい・カワイイ・楽しい、につながっていきます。
これがポジティブさに繋がると考えています。シンプル is ベスト です。
これが揃っているものは女児向けアニメしかないと思っています。(他にあれば教えてください)
以下3つの項目について補足していきます。
1. メッセージ性のある1話完結型ストーリー
複雑なストーリーを認識するのが苦手な自分にとって、1話完結はわかりやすいです。そのうえで1シリーズを通して大きなテーマを追っていくので、ブレなく見ることができます。
そもそも女児向けアニメはアニメがオリジナルになるので、漫画→アニメに変換した際のテンポのズレや、原作との違いによる混乱、ストーリーの辻褄合わせも薄めです。
脚本が完全にアニメスタートで整合性が取りやすいのだと思います。
もちろん子供向けということもあってストーリーもわかりやすく、主人公やサブキャラにも共感しやすいです。
メッセージについても、夢と希望、努力、友情、諦めない心、自分らしく、といったテーマは刺さるところが大きいです。(夢は見るものじゃない、叶える~ものだよ~、などなど)
これは自己啓発ですね。7つの習慣などよりも全然しっくりきています。
↓(大人向け自己啓発代表、適正なければ効果ナシ、あれば苦労しない)
近年はSNSで、女児向けアニメに対しても意識の高い言論や批判が飛び交いますが、そういう解釈もあるんだな、程度で、もし自分の価値観に合わなければ黙って去ります。
どちらかというと、ガンバるぞーという気持ちになれる部分を大事にしています。これでポジティブになっているというのが実情です。
まあ精神年齢がCERO-Aだからですが...
2. キャラクターが持つモチーフ(キメポーズ・キメ台詞、持ちネタ)
記号としてのポーズや語尾、持ちネタがあることでリズムが生まれます。他の映像作品に比べて「訛り」も個性として頻繁に使われます。
アニメが最低でも半年(23話)、1年(50話)といった長丁場のため、愛着がわきます。ルーティンとなっていきます。
すると見たことのある光景に対して、安心感が生まれます。ネットミーム、または吉本新喜劇の感覚です。「あるある」「ないない」として見ることができます。
これがベースとなって、わかりやすさ、楽しさを形成していると思います。
マンネリを防ぐために崩すなどの工夫も随所に見られます。(「オヨー」のバリエーション、「~プリ」キャラに対抗した「語尾アレルギー」キャラの登場など)。
特筆すべきは、こういったモチーフに対してのツッコミが少ない点です。普通なら、「おかしいでしょ!!!!」といったボーボボのビュティや銀魂の新八みたいなツッコミが入りますが、ツッコミなしでガンガン進むことで気持ちよく視聴することができます。
その世界ではモチーフが普通であり、そんな些末なことに対していちいち揚げ足をとるなということですね、(ボーボボもビュティがいなければ立派な女児向けアニメのポテンシャルがあります。ビュティのおかげでジャンプ漫画ですが。)
このようなボケ倒す雰囲気や、反動による適度な緊張感が、ポジティブさを引き出していると思います。特に人も死なないですしね。
3. メインコンテンツ(変身・歌・ダンス・バトル)
もちろんこれが無いと始まりません。
見せ場であり、作画や3DCGの力の入れどころです。これが楽しめないと残念ながら厳しいでしょう。
歌舞伎でいうところの見得であり立廻りです。3D技術の結晶、オシャレな歌、楽しい歌詞、ド派手な演出に感謝です。
これは見ないとわからないかもしれません。いきなり劇場版から見るのは意外と悪くないです。多くの人と時間とお金が注がれているため、非常にクオリティが高いです。
上記を楽しいと感じているからポジティブになっているだけなのでは?という問答は、ごもっともなのでご自身の楽しさを追求してみてください。
最近の公式があげているPV紹介
もう書きたいことを書いたので、あとは並べます。
プリキュア
モーションと背景班の仕事がすごいですね、個人的には「地球の上→出会えてイエーイ→ヒーリングっデイ」の韻の踏み方に感動しました。
キラッとプリ☆チャン
10周年ということもあり円熟味があります。
(初期のころのプリティーリズムシリーズは見ておらず...申し訳ありません)
「ドキドキってどんな?→誰だってプリマドンナ」の流れが綺麗ですね。
直近だとソルルとルルナの歌の重ね合わせが非公式で上がってましたが、非常にハーモニーがよかったです、いずれ公式でもお披露目があるのでしょう。
My Little Pony: Equestria Girls (マイリトルポニー)
昨年シリーズG4が終了しました。その中でも公式擬人化である外伝、エクエストリアガールズを、日本人に全く知名度がないのでここで紹介。ドラえもんズやおそ松さんのようなテンションです。
Youtubeでは過去のテレビ版放送を公式で垂れ流ししており、PVまでも見れるのが強いですね。ただし映画が原点にして頂点なんですが...
こちら、数々のパロディも踏まえた上でのクオリティ。歌詞もめちゃくちゃ良いし顧客が求めていたものです。
ディズニー好きな人は、本編のポニーも必ず楽しめるはず。ぜひ!!!
まあポニーは全人類見ているので紹介する必要はないですよね。
ピンキーパイが好きです。
アイカツシリーズ
...残念ながら、アイカツプラネットが完全にアニメではないため、思想的にそこまでチェックしていませんが、、、また機会があればという状態です。直近のアイカツフレンズで一番好きな明日香ミライを貼っておきます。(公式でアニメ版ステージ置いてくれ...)
そして、
(Vibe! Speak!)トロピカル~ジュ!プリキュアをよろしくお願いします。
みんなでトロピカっていきましょう!!
ヒーリングッバイ!!