パラダイスキラー (ネタバレ感想)
8/20に日本語版が発売されたParadise Killer。翻訳もバッチリでした。
『Paradise Killer』というタイトルが素晴らしいですね。
パラダイスキラー、それは誰!!
レディ・ラブ・ダーイ
パラダイスを終わらせて次の島に向かう女史、カッコイイ。
コンセプトは、
「ミステリーをオープンワールド内でやってみよう!」ではなく、
「オープンワールドという枠組みでの推理はこれ!!」であることが、
「事実と真実は違う」というメッセージに込められています。
自由なのは移動だけかと思いきや、立証も判決も自由なんですねー。
2週目以降で確認しましたが、なんと、まったく証拠なくてもクリアしてED行けます。よだれをたらした判事がとにかく有罪にしますし、釈放した後に誰でも私刑できます。自由すぎて笑っちゃいましたね。
筋道が立つ逆転裁判やダンガンロンパと比較されてるかもしれないですが、こういうわけでウケる客層はかなり異なるのではないでしょうか。
とにかく探索が大変なので、地図やワープは何とかしてほしいのと、アイテムの使い道は...。
ゲーム性に難ありですが、それを上回る面白さということで評価される稀有なゲームでしたね。
一番笑ったのは以下。
サントラ買いました。
City PopやNew Jack Swingな音楽を聞きながら、Vaporwaveテイストな街を徘徊するゲーム、最高でしたね。シリアスになりがちな量産されるサイバーパンク系とちがい、このようなトンデモ世界観だと楽しいのも最高です。
トンデモ設定ミステリーは大事にしていきたいものです。続編待ってます。
ふり返ってみれば、ワープの度に顔を合わせていたリディアも最後のための舞台装置でしたね。サムだけ追放してもリディアは姿を消してしまいます。
友人をも撃って正義を為した後に、海を見て(一服しつつ)、自分で車を走らせて次の島へ向かう、この感じは何にも代えられないですね。
この曲を流しながらEDです。
アドベンチャーゲームはそれなりに手を出していますが、今のところ好みの度合いでは、
グノーシアとパラダイスキラーの2強です。
どちらも作品の世界設定とそれに伴うギミックがマッチしててよかったです。SFギャグミステリーアドベンチャーが好きなんですよね。いつも心に銀河ヒッチハイクガイドです。