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蔵前の休日

先日行ってきました蔵前くらまえ
浅草から徒歩圏内とのことですが、位置関係がよくわかってないくらい台東たいとう区はたまにしか行きません。
家から遠い・・・。
でも今回は、事前に行きたい場所の具体的な位置を調べていなかったので、電車のなかでスマホをちこちこ見ていたら、あっというまに着いてしまいました。

両国のお隣。蔵前国技館があったところで、昭和59年まで大相撲の本場所が行われていたそうです。
すこし歩くと隅田川があるし、スカイツリーも見えるはずなのだけど、
今回は行きたいお店をいくつかピンポイントで目指したので、スカイツリーのことはすっかり忘れてました。

第一の目的は、くらはしれいさんの「王さまのお菓子」の原画展をやっている古書店。
先日の投稿でも書きました。

でも、せっかく蔵前まで行くのなら、他にも素敵なお店を訪ねてみたい。
ということで、「この人のセンスは確か」と日頃から思っている方々の動画を参考に行って来ました。

蔵前は数年前から急に話題にのぼるようになり、
レトロなビルのなかにお洒落なお店が入ったり、カフェやら雑貨屋やら魅力的なお店が増えて、Youtubeで検索するといっぱい散歩動画がでてきます。

地下鉄から地上に出て、はて、どっちに行くべきかと思いつつ歩いていると(電車内では結局把握しきれなかった)、
交差点の向こう側に見覚えのある佇まいのお店が。
さっそく行ってみました。

道具屋ノボリさん。
ここは店内撮影禁止なので、中がどうなっているかyoutubeでも見られません。
器やグラス、雑貨やお洋服もすこしあるみたいです。

外観は撮影OK。自分が写ってしまうな。

もうね、ここ、すごく好みのお店でした。
セレクトされている器が好き。
作家ものより、各地の陶磁器メーカーのものが多いせいなのか、
お店の雰囲気に反して、わりとお手頃なお値段のものも。
数百円とか、千円ちょっとくらいの小皿とかグラスとか、プチプライスのものがあるとなんだか嬉しくなります。

おまけに、入口の写真からちょっと見えますけど、
什器じゅうきの感じもすごく好み。
やっぱりそれにより空気感が変わってくるから、お店の什器は結構気にしていて、好みの雰囲気だと店内を見るのがぐっと楽しくなります。

私の好きなメーカー、マルミツポテリさんの器もけっこうあって、
自分が持っている葡萄柄のものも置かれていました。

そんななかで、すごく好きな小皿を発見!
買うならこれかも?!と思うも、まだ来たばかりなので
他の場所も回って帰りにまた寄ることに。

だいたいの検討をつけて目的の古書店のほうに歩いていくも、
まだ開店時間の12時のすこし前。
スマホ片手に目的の古書店が入るビルを発見。
あとで戻ることにしますが、ビルの入り口のなかに入ってみます。

ウグイルビル。レトロ。

なかにいろんなショップが入っているようで、ショップカードが並んでいます。
見たいものと少しちがうので、今回は上へは行きませんでした。

それから、せっかく蔵前に来たのだからと「カキモリ」の方面に向かいます。
私がはじめて蔵前に行ったのは、3,4年前かな?
「カキモリ」が目的でした。
紙モノ、カードやノート、ペンや万年筆、インクなど
書くことに関わる様々なものが置いてあるお店で、
自分でノートの表紙や中身を選んでオリジナルノートやスケッチブックを作れたり、色を調合してオリジナルのインクを作れたりするのです。
私も自分で表紙と中身を選んで、オリジナルのノートを一冊作ってもらったことがあります。

ペンも紙もいろいろな種類があって試し書きができるので
ペン(万年筆も)好き、紙好きの人には聖地のような場所。
写真のとおり、お店もすごく素敵です。
いつかタイミングがきたら、オリジナルインクも調合してみたい。

この日はすこしだけ入って、オリジナルノートづくりの棚で、今はどんな表紙があるのか見たりして、すぐに出てきました。

カキモリのすぐ近くに、人気のベーカリーがあるのを覚えていて
そこに向うことに。
お昼過ぎなので、お腹がすきました。

しばらく歩くと、あった!
チガヤベーカリー。かわいい。

ピンクのギンガムチェックのカーテンが目印。

蔵前の動画を見ると、かなりの確率でここのクリームドーナツが登場します。
でも調べてみると、もともと辻堂にある店なんですね!(県内じゃないか)
ちがやさんという女性がオーナーさんなんだとか。
湘南方面に行くことがあったら、覚えておこう。

パンは全体的に小ぶり。
入り口近くに並んでいたドーナツがやはり目を引きます。
3種類あったけど、1番人気のクリームドーナツを。

カフェラテとチリドッグと。
赤い着色料のチェリーが乙女なかんじ。

お昼過ぎというのに平日だからか先客は1組だけ。
大きいテーブルに座って、ゆったりいただきました。
クリームドーナツなんてポテチチョコと一緒で、普段は避けてるものです故、
生クリームに近いような軽いカスタードクリームがなおさら美味しい。
2、3個いけるかもってくらい。

時間があるので、その場で時短スケッチも。
色は今日、家で塗りました。


それから、古書店のフォーベルグさんへと再び向かいます。
お店の正面は見出し写真のとおり。
「貸倉庫」の青い看板がなぜかハッキリクッキリ写ってますね・・・

入り口には「王さまのお菓子」の表紙のイラストが。
お店の外に出ていたヴィンテージ絵本のジャンクペーパー。
本を読んでいる人形も素敵だー。

フォーベルグさんはとても小さいお店でしたが、雰囲気が良くて。
店内には外国のヴィンテージ絵本や、日本の新しい書籍も少し置いてあります。
外国の古い絵本はなかなか手にとる機会は少ないので、興味深い。
大きい通りに面しているので、お客さんがひっきりなしに出入りします。

くらはしさんの原画は、数は多くはなかったけれど、
カードなどの雑貨とともに、ゆっくり見ることができました。
ポストカードは厳選して2枚だけ購入。

「メレンゲ」というイラストがお気に入り。
Treat yourself(あなた自身を大切に)という金色の文字が入っています。
くらはしさんの絵の中には、わりとこういうメッセージが入っていたり、込められたりしているようです。

黄色いカードは文字の使い方がすごく面白いのと
パキっとした色に惹かれて。

そのあとは、気になったセレクトショップに向います。
同じ通り沿いの路地を入ったところ。

古いビルの2階にあがったところにあるお店です。
ここは作家さんの器やガラス、雑貨もあったかな?
最近個展をされていた方の絵も何点が置かれていて素敵でした。
これから個展が始るという作家さんの器が好みでしたが、
この日は目の保養だけに。

このほか「菓子屋シノノメ」という有名な焼き菓子のお店が近くにあります。
以前一度いって購入したことがありました。
ここも内装や什器がすごく素敵なんです。

以前、浅草のほうのfrom afarというカフェにいったことを投稿しましたが、
そこと、この菓子屋シノノメ、道具屋ノボリ、その他合わせて6店舗が同じ系列のお店だそうで、どうりで内装などの雰囲気がみんな好みで、似ていると思ったのはそのせいでした。

数年前のLEEのwebに、この系列店舗の写真があります。
シノノメのレイアウトはこれとちょっと変わってましたが、雰囲気は同じ。


さて。あまり遅くならないうちに帰ることに。
その前にノボリさんに再び寄って、目をつけたお皿を買うか、他にもちょっと気になったものがあったので決断しにいきます。GO!

・・ということで、ふたたび店内でぐるぐるぐるぐる見て回り、
買ったのは有田焼の工房の「フランス小皿」という小さいお皿。
けっこうひとめ惚れだったのに、あえて迷ってみました。

長くなったので、今日はここまでで。

ときどき立ち止まっては道端でスマホで確認・・・
という散策でしたが、楽しい休日でした。












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フランチェスカ
書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。チップは自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。