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Florence _Italy | 1人旅で考えたこと#3



* The devil's in the details | 神は細部に宿る*

Florenceは初期ルネッサンスアートが中心となった街。
アートにどっぷり浸かることができた。

この時代のアートはキリスト教に縛られていたことから解放され、人間性を追求した時代。
できるだけメッセージ性よりも、
絵画や彫刻の細部に注意を払うようにした。

BotticelliのPrimavera(spring/春)
女神たちが纒う透明感のあるレースの細部や、
足や指のしなやかさにうっとり。

Primavera(1482)
羽織ものの透明感にきゅん
足元が可愛い
the David (1501 to 1504)
手の血管の再現度がすごい


David of Michelangelo
(La Galleria dell'Accademia a Firenze)

全体で5メートル、5000キロもあるダビデ像は
圧倒的存在感で、一目見た瞬間息を呑んだ。

全体像に圧倒されつつも、近くで細部を見てみると、
手の血管や背中、腰から足にかけての筋肉のつき方等
まさに本物の人体の様。
顔の表情は緊張感と苦しみと決意の間の様で引き込まれた。
制作当時、初めて広場で見た市民の興奮が想像できる。

どこを切り取っても本当に完璧な像だった。
(ほんとに、どうやってこんな像作り上げれるの、、)


インプットをしたからにはアウトプットもせねば、
という事でアート教室でsculptureのデッサンをした。
先生が基礎やポイントを沢山教えてくれて、
2回目のデッサンにしては満足な仕上がりに。

@Accademia del Giglio


先生が教えてくれたのは、人体のデッサンはどの部位にどんな筋肉があるのか、自分が描いている絵は参照している物体とバランスが正しいのか、人の目から見た体と本来の体はどう異なる見え方をするのか、色の濃さで影や体つきをどう表現するのか等。

人体のデッサンはただ見た通りのものを感覚で書くのではなく、体自体を理解し、観察し、表現することなんだなと感じた。

レオナルドダヴィンチは、「アートは自然や人間を探求する手法」と残している。

実際に手を動かしてみる事で、普段全く気にしたことなかった身体美に気付かされたり、彫刻や絵画を生み出すことが如何に難しく且つ素晴らしいことなのかを体感することことできた。 

3時間休みなく夢中で描いて、
本当にマインドフルネスな時間だったな。

Florenceで楽しかったこと

ちょっとover hypeなパニーニ@アル アンティコ ヴィナイオ
指先とお召し物が美しい@Galleria degli Uffiz
best pasta of the trip@zaza
Florenceの街並み、夕暮れ時
夕陽が街を黄金にしていた
もちろんジェラート
1960-70のGUCCIのスカーフ。美しい
thrifting
本屋巡り
春が近い

つづく

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