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Vienna_Austria | 1人旅で考えたこと#1

2024.02.26-03.08
夢だった欧州1人旅💕考えた事をつらつらと。

*So much respect to all of the artists in Vienna*

絵画、オーケストラ、本。
芸術の街ウィーンでは、どれだけ自分がアートに救われているか気づいた。
何かをこの世に産み出すことは、その過程で想像を絶する苦しみがあると思う。
だからこそ、アーティストへ心からの尊敬を🫡

オーストリアのアートといえば、
19-20世紀のウィーン世紀末美術。

クリムトとエゴンシーレを鑑賞するのを
楽しみにしていたけど、個人的に心を動かされたのは
リヒャルト•ゲルストルの自画像。(レオポルト美術館)

Semi-nude Self-portrait against a Blue Background,
1904/5

ひと目見た瞬間に絵の中に吸い込まれたみたいに
周りの音が聞こえなくなって、暫く呆然と立ち尽くてしまったのを覚えている。

この絵を見た時に、この男性が背負っている計り知れない”複雑な何か”と、少しの生きる意志の様なものを感じた。

白くて華奢な体は背景と相まって弱々しいし、
表情は喜怒哀楽のどれにも入らない。
だけど、目だけには力がある。(泣いている様にも見える)

大事な人と真剣に向き合う時いつも思うのが、
「この人はどれだけの辛さや苦しみをその背中で抱えているのだろう?」

この絵を見た時に、そんな風に大事な人達と向き合ったことを思い出した。
同時に、どんなに近しい人でも、
「私が一生をかけても想像できない複雑な気持ちを抱えている」とすれば、分かり合えない事を前提に少しでも分かろうとする努力ができる人でありたいなと思った。

この絵が凄く心に残ったので、作者を調べてみると、
リヒャルト・ゲルストル(1883年9月14日 - 1908年11月4日)で、オーストリアの表現主義画家。
この絵が描かれた翌年に自死をしたらしい。(25歳の時)

エゴンシーレ(1890年6月12日 - 1918年10月31日)は表現主義で、特に生と死について描いている。
私がエゴンシーレの多くの絵で好きなのは、人間と人間が、ぴったりと重なっているところ。

“It is not a gray sky, rather a mourning world in which the two bodies find themselves, they grew up alone in it, came organically from the ground; together with the figures, the entire world should represent the "decrepitude" of all beings; one sole withered rose that exhales its white innocence, opposed to the wreath-flowers on both heads.“

The Hermits (1912)


他にもオーストリアで楽しかった事

Wiener Konzerthaus

マルタ・アルゲリッチ
アルゼンチンのピアニスト(1941-)の演奏を聴きに。
ほんと、とんでもなく圧倒された。


オーストリアの郷土料理
シェーンブル宮殿

かつて宮殿に住んでいた、エリザベート皇妃は世界史上、最も美しい皇妃と言われていた。
でも帝国の務めを異常に嫌い、60歳まで世界各国を税金で周遊した上やすりで暗殺されたらしい。
(や、やすり!)
なんの不自由もない生活と思いきや、皇妃も色々あって人生大変そう😅

ザッハトルテ
教会でオーケストラ
カフェで読書
公園をお散歩

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