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ウイニングポスト10 2024系統確立#タンティエーム系
ラウンドテーブル系の記事にする予定でしたが、諸事情(思い描いたとおり74年に確立しない)によりこちらを先に取り上げます。
Tantiemeについて
父:Deux Pour Cent
父系:テディ系
1947年生まれで、3,4歳時の凱旋門賞連覇など競走馬としても活躍。
種牡馬としても2度の仏リーディングなど、成績を残しました。
2代前はテディ系×マッチェム系×エクリプス系×ブランドフォード系と4本揃っており、ネアルコ・ハイペリオンフリーのため、基本相手選びには苦労しませんが、自身の確立込みでもブランドフォードと合わせて種牡馬因子2個では爆発力に欠けます。
父及び自身がスタミナ因子持ちですので、スタミナ因子の活性化は狙いやすそうです。
なにより高齢ということで、基本的には74年と75年の2年しか種付けできないこともネックとなりそうです。
引退年について
史実では1966年死亡ですので、SP種牡馬として導入の必要があります。
SP種牡馬として導入した場合でもリミットは1975年。
系統確立について
確立年
1974年に確立しますが、同年末にCaracolが種牡馬入りするため、74年に不足の場合でも75年に確立の目があるかもしれません。
系統特性
ST因子依存型(ST系orSP系×無系→無系&ST因子)のST系です。
支配率
欧州5.0%超えでの確立です。SP種牡馬の導入状況によっては世界2.0%超えもありますが、欧州型での確立は変わらないです。
実際のプレイ状況について
自身で所有できる競走馬はいませんが、孫のLombardが73年末に種牡馬入りすることで確立条件を満たす格好です。エディットによりまったく勝てず、種付け料は100万ですが、それで十分です。
SP種牡馬としては、Tantieme,Tanerko,Match,Agioの4頭を導入。ほかにBretonとレベルコが導入可能ですが、レベルコは日本繋養のため導入の意味がなく、Bretonは導入なしでも確立可能でした。さらにMatchを導入しない条件では確立条件を満たせませんでしたが、Lombardの種付け料(もといG1を勝てる競走能力)次第ではMatch未導入での確立も可能かもしれません。
ほかにSP種牡馬でMy Babu(マイバブー系確立),Swaps,Abernant,Your Host(ハイペリオン系世界系統昇格)として枠を考慮すると2枠の空きがあるので、何を導入するかといったところでしょうか。2022と同じように確立しようと思い、AlcideとIntentionallyを導入していますがこれが良くない選択になっていると推測しています。
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後継について
種牡馬の父として
直仔で最も成功したのはサンクルー大賞典などを勝ったTanerkoということになるでしょう。英ダービー勝ちのRelkoやドーヴィル大賞典勝ちのDjakaoが種牡馬としても活躍しました。Tanerkoも高齢ではありますが、それなりに支配率は持っているので確立の余地はあります。両親ST系になるため確実にST系を継げるのも良い点です。
Djakaoからはメジロデュレンを輩出したフィディオンが出ており、同父のメジロクインシー(牝)をたどっていくとモーリスに繋がります。フィディオンの母父はSicambreで、これがST系ならフィディオンの確立もST系になるのですが、残念ながら確立で無系になってしまいます。ここにも影響してくるのか、といった感じですが。
代表産駒であるRelianceが母父としてSurumu,Kris(Diesis,Keen)らを輩出。能力因子は父と同じスタミナ・瞬発、確立してもST系を引き継ぎますので、この馬から後継を立てていくのも面白いかもしれません。
ほかにLombardがAllegrettaを通じてUrban Sea→Galileo,Sea The StarsやKing's Bestを輩出しており、King's Bestは本馬のST系確立がトリガーでST系になるなど、かなりの影響力を有しています。
母父として
Tantiemeの種牡馬情報に産駒一覧がないので他にもっと収録されている可能性もありますが、母父としてはOak Hill(牝)が収録されている程度です。
TanerkoやMatch、Reliance産駒一覧も表示がないので関連馬がわかりづらい。
登場牡馬産駒
Tantieme 1947*SP種牡馬
┣ Tanerko 1953*SP種牡馬
┃ ┣ Relko 1960*種牡馬
┃ ┃ ┣ Kautokeino 1967*種牡馬
┃ ┃ ┃ ┗ Argument 1977
┃ ┃ ┣ Breton 1967*SP種牡馬
┃ ┃ ┗ フラッシュライト 1968*種牡馬(日)
┃ ┃ ┗ ソーウンムサシ 1974
┃ ┣ レベルコ 1964*SP種牡馬(日)
┃ ┣ Djakao 1966*種牡馬
┃ ┃ ┣ フィディオン 1972*種牡馬(1976から)
┃ ┃ ┃ ┣ ブライトシンボリ 1980
┃ ┃ ┃ ┣ メジロトーマス 1981
┃ ┃ ┃ ┣ メジロデュレン 1983
┃ ┃ ┃ ┗ メジロボアール 1983
┃ ┃ ┣ Mariacci 1972
┃ ┃ ┗ Perrault 1977
┃ ┃ ┗ Frankly Perfect 1987
┃ ┗ Caracol 1969*種牡馬(1975から)
┃ ┗ Tombos 1979
┣ Agio 1955*SP種牡馬
┃ ┗ Lombard 1967*現役→種牡馬(74から)
┣ Match 1958*SP種牡馬
┣ Reliance 1962*種牡馬
┗ ダンスール 1963*種牡馬(日)
┗ ナスノカゲ 1971
おまけ(ハイペリオン系世界系統昇格)
想定よりもギリギリに。DLCで軒並み所有、ハイセイコー3歳引退です。
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終わりに
SP種牡馬の枠を大幅に消費することになるのは懸念材料ですが、導入するだけで確立可能。テディ系のST子系統ということでST系箱庭の材料にするにも使い勝手のよい系統といえるでしょう(後継は2000年あたりを目処に自家生産頼りになりますが)。
74年末のラウンドテーブル系確立が上手くいかないので、先にこちらでした。
次回は75年確立としてラウンドテーブル系。