☆146:血糖値管理は将来の老化にも関わる?<出典>
※下記Voicyで話している内容のうち一部の出典情報ですが、宜しければご参照下さい。
18歳から95歳までの4263名から得た血液サンプルを用いて2925の血漿タンパク質を分析。
34歳、60歳、78歳で老化に関わるたんぱく質が増加。→生理的老化が急激に進むタイミング?
Nat Med. 2019 Dec;25(12):1843-1850. Epub 2019 Dec 5.
Undulating changes in human plasma proteome profiles across the lifespan
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31806903/
(参考)「ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進むことがわかった」(Newsweek)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/346078.php
オランダで中高年男女602人を対象にした研究では、血糖値が高い人ほど見た目年齢が高い傾向が見られた。
血糖値が1mmol/L(=18mg/dl)上昇するごとに0.4歳老けて見えるという結果に。
Comparative Study Age (Dordr). 2013 Feb;35(1):189-95. Epub 2011 Nov 20.
High serum glucose levels are associated with a higher perceived age
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22102339/
愛媛大学医学部付属病院の皮膚ドックを受信した273名が対象。見た目が歳を取って見える人ほど血管年齢が高く(頸動脈の壁が厚く)、見た目が若く見える人ほど血管年齢が低かった。
Geriatr Gerontol Int. 2012 Oct;12(4):733-40. Epub 2012 Feb 2.
Perceived age of facial features is a significant diagnosis criterion for age-related carotid atherosclerosis in Japanese subjects: J-SHIPP study
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22299819/
筑波大学で行われた実験。インスリン療法を受けていない2型糖尿病患者19人が対象。
同じ500 kcalの食事(79.9 gの炭水化物、21.0 gのタンパク質、7.8 gの脂肪、および1.0 gの繊維)を摂取後、
初日は、ユーモラスな内容のない単調な講義(40分)に参加、
2日目は漫才(40分)を鑑賞。
講義後の血糖値は平均122mg/dl、漫才後の血糖値は平均78mg/dl上昇しており、漫才後の方がゆるやかであった。
(5人の健康な被験者ではそれほどの差は出なかった。)
Comparative Study Diabetes Care. 2003 May;26(5):1651-2.
Laughter lowered the increase in postprandial blood glucose
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12716853/
<参考書籍>
「スーパーモデルの食卓」エリカ・アンギャル (著)
https://amzn.to/3iNLOZg
「日本人のための科学的に正しい食事術」 西沢 邦浩 (著)
https://amzn.to/3x1X6yf
「老いは止められる」池谷 敏郎 (著)
https://amzn.to/3eRnTqK