J2サポが考える2022年J1展望(後編)
引き続き、2022年のJリーグ展望を(いまさらながら)書いていきたい。
(前編はこちら!!)
全18チームをわかりやすいように、
・優勝争い
・ACL出場権争い
・一桁順位を目指す
・残留争い
と4段階に分けて評価をした。
今回は「一桁順位を目指す」「残留争い」と考えている9チームを取り上げる。
※2022年シーズンが終わった時に振り返る用の備忘録であり、あくまでも個人の主観が散りばめられたメモのようなものです。(予防線)
以下にはオフの動きへのコメント、甲府サポ視点の感想を記していく。かっこ内は前所属チームになる。
キーマンになりそうな選手、個人的に好きな選手、特に言いたいことはひっそりと太字にしてます。
一桁順位を目指す
磐田、鳥栖、京都、福岡、セレッソの5チームを挙げた。
振れ幅は大きく、ACL圏内まで躍進する可能性もある一方、二桁順位で終わる可能性もある、ただ降格まではいかないだろう、といった成績を想定したチーム群である。
・ジュビロ磐田
青赤を入れたサックスブルー
ジュビロはこの8年間で名波浩→フベロ→鈴木政一→伊藤彰と監督を代えてきている。
大雑把に分けると、選手の個を生かした戦術を採用したのは名波と鈴木、戦術を提示して選手を当てはめたのがフベロだった。結果を出すことができたのは前者。静岡という土地は前者のサッカーの方が受け入れられやすいし、結果につながりやすいと考えている。しかし伊藤さんを分類するならば後者になるだろう。
(ジュビロの選手たちから早くも「戦術マニア」と呼ばれているのは笑った)
ジュビロは伝統のあるチーム。伊藤さんは外様になる。サポートは十分に受けられるだろうか。
サッカーも風土や選手の意識に合わなさそう。フベロみたいに志半ばで折れないだろうか。
懸念はたくさんあるけれど、それでもジュビロを中位に予想したのは、伊藤さんのサッカーが魅力的だからだ。
可変システムを駆使してビルドアップの工夫からボールを握って、じっくりと相手のDF立ち位置を揺らすポゼッションサッカー。
よく言えば安定し、悪く言えば爆発力に欠けるサッカー。22分の2に入る「昇格」よりも18分の2にならない「残留」に力を発揮しそうなサッカーだ。
エースのルキアンが引き抜かれたのは痛いが、ジャーメイン(横浜FC)と杉本健勇(マリノス)でなんとかカバーしたい。黒川(大宮)、袴田(横浜FC)、梶川(マリノス)と伊藤さんのサッカーに向きそうな人材は揃えた。フベロ体制で輝いていた上原の復帰も大きい。
昨年甲府で見せた可変システム(CB→アンカー上げ)をやるならば鹿沼がぴったりだけど、ボランチには山本康裕、3バックの中央には大井という心強い選手がいるので、そもそも採用しないかもしれない。
あとは司令塔の遠藤が伊藤さんのサッカーにマッチするかどうか。そこがダメなら残留争い、ハマれば旋風を巻き起こすと予想している。
甲府サポ的感想
俺たちの伊藤さんが退任すると分かったのは、昇格の可能性が消滅した山口戦の後のことだった。
クリスマスには渋谷さん、山岸さんも退任。3人でジュビロに行くことになった。
伊藤さんに付いていく決断をした渋谷さん、山岸さんは、伊藤さんを最後まで支え抜いてあげてほしい。
伊藤さんたちと昇格したかった。伊藤さんたちとJ1を戦いたかった。
それでもチーム伊藤を上のカテゴリで見れるのはうれしい。J1で暴れてきてほしい。
・サガン鳥栖
わくわく系地方クラブ
(昨年予想12位 → 結果7位)
深刻な財政難とそれに伴う主力の大量流出から、毎シーズン解説者たちから降格候補に挙げられる鳥栖。
昨年は「金明輝監督、エドゥアルド、朴一圭の大黒柱3人が残ったので、残留はできるし一桁も狙える」と予想して、実際その通りになった。
しかし金明輝はパワハラ発覚で退任。開幕直前にエドゥアルドを引き抜かれた。
更に山下、酒井、白崎、小屋松、仙頭、樋口、大畑と昨年のレギュラーのほとんどが移籍し、今年こそダメかも・・・と思わなくもない。
それでも中位に踏みとどまると予想したのは、愛媛で魅力的なアタッキングフットボールを展開していた川井さんを監督に据えたためだ。
川井さんは金明輝前監督の流れを汲み、丁寧なビルドアップから、相手の守備の間で受けて攻略するポゼッションサッカーを志向するはず。山形でクラモフスキー監督と一緒に仕事をした経験も生きるだろう。
色のついていない有望な大卒選手のリクルートにも成功。将来を嘱望される若手のスター候補生もレンタルで獲得した。
大卒選手は前線に荒木(駒澤大学)、梶谷(国士舘大学)、藤原(明治大学)とタイプの異なるアタッカーを揃えた。
佐藤響と菊地の流通経済大学コンビは中盤どこでもやれそう。孫(立正大学)は左利きの大型DFということで、エドゥアルドの穴を埋める活躍に期待。
徳島でポゼッションサッカーを経験してきた垣田、宮代、ジエゴの獲得は大きい。西川潤(セレッソ)もよく獲得してきたなあという印象。起爆剤になれれば。
鳥栖をよく知る藤田(セレッソ)、小野(ガンバ)、福田(新潟)や川井サッカーを経験してきた堀米(山形)、岡本(愛媛)、森谷(愛媛)も獲得。限りある資金で的確な補強を行った。
そこに中野伸哉を筆頭とした生え抜きの若手たちが絡めば…今年もJ1で旋風を巻き起こすことができるかもしれない。
さまざまな制約がある中で、毎年おもしろいサッカーを仕上げてくる鳥栖は本当にすばらしいクラブ。今年もわくわくさせてくれるはずだ。
甲府サポ的感想
今の鳥栖なら堀米はフィットするはず。あとは90分間戦うだけ。活躍に期待大!
追記(3/1)
GKの朴一圭を前に出して、DFラインに組み込んできた!
GKをここまで大胆にビルドアップに参加させるのは、革新的な戦術なのでは。わくわくが止まらない!
朴一圭とジエゴがビルドアップの鍵になりそう。
堀米も早くもフィットしてブレイクの予感!!
・京都サンガF.C.
劇薬×劇薬=?
昨年曹貴裁を招聘し、12年ぶりの昇格を果たした京都。
曹貴裁は湘南時代、ギリギリまで選手を追い込んでチームとしてハードワークをさせる手法で勝利をもたらしたが、反動としてトラブルも生んだ。まさに劇薬。
実は昨年のJ2で、J1に昇格すると予想していたのは京都(と願望を込めて甲府)だった。
キジェ湘南がJ2に挑んだ3シーズン全てで昇格しているのがその根拠。J2での戦い方を知っているし、前述の手法がJ2向きだと判断したためだった。
結果、キジェ京都は見事にJ1昇格。長く昇格に失敗していたチームをJ1に導いたのは並大抵のことではない。J2で結果を残すことにかけては日本一の監督だ。
また、キジェ京都は「ウタカに依存しすぎない」という難易度の高いミッションにも成功した。
(自称ウタカ評論家なので少し長くなるが)過去に在籍していた清水、広島、東京、徳島、甲府では得点を量産しながらも、そのシーズンチームは結果を出せなかった。京都には2020年に加入し活躍したが、昇格に失敗した。
なぜウタカがいるチームは勝てないのか。守備の強度が低いという指摘もあるが、私は「ウタカがスーパーすぎて、攻撃をデザインする仕事の殆どを任せてしまう」ことが理由だと考えている。これもまた劇薬だ。
ウタカはフィニッシャーとしても一流だが、ボールは収まるし、キープができるし、パスでチャンスメイクもできる。・・・なんなら守備も並のFWよりもうまいと思っている。
そのため、過去のチームではウタカに攻撃の全権を委任してしまっていた。
ウタカの調子がいい日は問題ないが、悪い試合は攻撃が全く機能しなくなってしまう。よって波があるチームになってしまい、昇格を逃したり下位に沈んだりしてしまうのだ。
そこでキジェさんはウタカのタレント性はそのまま生かしつつも、調子の悪い日は松田天馬、武富、武田らでゲームをつくり、粘れるようにした。
ウタカの調子がいい日は爆発し得点を量産しつつ、調子の悪い日も落とす勝ち点を最小限に抑えた。
ウタカという劇薬の強みを生かしつつ、依存度を減らしたことが、昇格という結果に繋がったのだ。
オフに守備の要・バイスが抜けたものの、甲府からメンデスを獲得。(ウタカ、武田、川崎と甲府に縁のある選手がたくさん・・・)ずるい。
他にも井上(岡山)、アピアタウィア久(仙台)と若くて有望なDFを獲得した。
昨年若原が活躍したGKのポジションには、上福元(徳島)とニュージーランド代表のマイケル・ウッド(アルメレ・シティFC)、松原(群馬)を加えてめちゃくちゃ分厚くなった。
キジェチルドレンの金子(浦和)、山崎(名古屋)は計算できるし、大前(群馬)、豊川(セレッソ)、マルティノス(山形)と実績のあるアタッカーも加え、J1仕様に。
気掛かりなのは、J1でチームが結果を出せなくなった時に、監督自身のメンタルが保てるかということ。
対戦相手は格段に強くなり、ウタカが封じられる局面も増えそうだし、その時に昨年みたいに他のメンバーで粘れるかも不透明だ。
湘南の時のように矛先がチーム内に向かってトラブルにならないことを祈る。
甲府サポ的感想
ウタカ(今年で38歳)はめちゃくちゃかわいい。これは揺るがない世界の真理である。
追記(3/1)
ウーターカゴール ウーターカゴール ウタカウタカ!ウタカウタカ!
・アビスパ福岡
ジンクスに打ち勝った後の正念場
(昨年予想19位 → 結果8位)
昨年はどうもすいませんでした・・・!!!(2回目の土下座)
降格すると予想したところ、一桁フィニッシュ!いやー見る目無かったですねえ。
5年周期で昇格、その次の年は降格を続けていたので、ジンクス通りいくと降格なのかと思いまして(小声)
J1の攻撃陣でも崩せない守備ブロックを形成した長谷部監督の手腕がすばらしかった。
あと村上が神がかっていた。昨年のJ1ではトップクラスの守護神だったのでは。
ファンマ、クルークス、ドウグラス・グローリは残留したものの、ジョン・マリ、ブルーノ・メンデス、カウエ、グティエレス、サロモンソンといった外国籍選手が退団した。
前線に昨年のJ2得点王・ルキアン(磐田)を獲得できたのは激アツ。守備もちゃんとやる選手だし、長谷部サッカーにめちゃくちゃ合いそう。
CBにはJ2で安定していた熊本(山形)を獲得した。
右SBサロモンソンのところが一番厳しいけれど、教え子の前嶋(横浜FC)と湯澤の奮起でカバーしたい。
田中達也(浦和)はやはり九州人なんだなと。水に合う土地で爆発の予感。
J1も2年目で研究されることも踏まえ、やや評価は抑えめ。
前と中村駿の両ボランチがチームの生命線で、怪我なく1年間機能することが残留への絶対条件となる。
セットプレーのキッカー&右のクロッサーとしてサロモンソンが無双していただけに、彼の穴をどう埋めるかが課題。
甲府サポ的感想
山形、水戸を経由してきた選手が多めに感じる。
左輪湖・右湯澤の両SB、ルヴァンか天皇杯で見れそう。
・セレッソ大阪
「堅さ」を取り戻せるか
(昨年予想14位 → 結果12位)
昨年はロティーナを切って、クルピを呼び戻すという時計の針を巻き戻すかのような人事。・・・結局不発でクルピは途中解任という結果に終わった。
昨年途中でクルピの後を継いだ小菊監督はコーチ時代、ロティーナのサッカーを間近で見てきた人物。守備の整備に取り掛かり、一定の成功を収めたように見えた。
シーズン開幕から小菊監督が指揮をふるう今年はどうなるか。
補強は各ポジションに満遍なく実力者を揃えた印象。
上門(岡山)はJ2屈指の万能アタッカーで加藤陸次樹との相性もよさそう。
中原(山形)は移籍した坂元の後釜にぴったりのドリブラー。
山中(浦和)は左で丸橋と、毎熊(長崎)は右で松田陸と激しいポジションを繰り広げそう。
鈴木徳真(徳島)は中盤に強度をもたらすし、古巣に復帰した山下(柏)の加入もうれしい。
補強や選手起用を鑑みると、小菊監督は一昨年のロティーナ時代にあった「堅さ」を取り戻したいのかな?と感じている。
昨年ヨニッチを放出してチアゴを獲得し、今年はチアゴを名古屋に放出してヨニッチを取り戻したり、ブルーノ・メンデスを再レンタルしたりという謎のムーブもそれなら納得がいく。
清武、乾ら既存の選手たちも健在で、若手の台頭も見込め、大型連敗はなさそう。だけどもう一回ロティーナ風味をまぶして「堅さ」を取り戻したところで、大型連勝を見込めるかと言われると難しい気もする。
評価が定まりづらいので、謝る準備はしておいたうえで、ひとまずは二桁順位前半に置いておく。
甲府サポ的感想
いいボランチ(松本凪生)を貸してくれてありがとうございます。。
残留争い
残留争いに巻き込まれると予想している4チーム。
ぜひ躍進して見返してほしい。というか正直外れる可能性の方が高い。
・サンフレッチェ広島
JFK後の難しさ
(昨年予想10位 → 結果11位)
昨年は中位予想で結果も中位と順当に終わってしまった。
オフには4年にわたりチームを率いてきた城福さんが去り、チームは新たにドイツ人のミヒャエル・スキッべを招聘した。
城福体制では、守備は人数をかけて5バックで人海戦術、攻撃は選手個人の能力にお任せ、といった感じで選手の質に左右されるサッカーをしていた。
結果にフォーカスする分にはいいけれど、内容に進展性がないサッカーだったと思う。
スキッベ監督がどういったサッカーを志向するかはわからないが、色を足そうとしても、城福さんが残した色が枷になると見ている。生半可な色では打ち消せないだろう。(例:2015年の甲府)
また、来日が遅れそうなのも不安材料になる。戦術を浸透させる時間が必要なはずだ。
オフの動きは少なめで、昨年のチームから大きな変更はない。
その中で、川村(愛媛)と野津田(甲府)が帰還したのは好材料。
川村は愛媛で攻守の全権を握り気を吐いていたし、野津田は甲府で爆発的に成長したと感じている。展開力のある中盤の選手として、自分の強みを生かした上で、課題だった守備のコツをつかんだように見える。J1でもタフに戦える選手になった。
レギュラーへの壁は高いが、守備の強度が落ちてきている青山に代わってポジションを奪取し、塩谷と中盤を構成する未来もうっすら見える。
甲府サポ的感想
佐々木、今津、柏、野津田がいて、もはやヴァンフレッチェ広島。長沼も山梨出身だし。
今津は今年が勝負の一年になる。最終ラインのどのポジションでもよいので試合に出たい。
・清水エスパルス
ロティーナでも無理か・・・
(昨年予想8位 → 結果14位)
監督にロティーナを迎え、大型補強をした昨年だったが、結局残留争いをしてしまいロティーナを解任。後を引き継いだ平岡監督がねじを巻き直して残留を果たした。
・・・なんか昨年の動き、既視感がすごい。
クラブの変革を成し遂げようとして、外国人監督を連れてきて、結局中途半端なところで挫折、志半ばで内部昇格に切り替えて立て直す。
なんか過去にも見たことがあるような・・・
J実績十分のロティーナだし、フロントにも大熊さんいるし大丈夫かな?と思って昨年は8位に予想したが思い通りにはいかなかった。ロティーナでも無理か・・・というのが率直な感想だ。
一方で戦力は充実しているように見える。
DAZNのドキュメンタリーでリーダーシップを見せた権田、大ブレイクを果たしそうな鈴木唯人に、西澤、中山、岸本(徳島)山原(筑波大学)とサイドにおもしろい選手たちが目白押し。
白崎(鳥栖)、高橋大悟(北九州)の帰還も大きい。
イチオシのストライカーたちである加藤拓己(早稲田大学)とディサロにも期待したい。
クラブが何を志向しているのか、どこへ向かおうとしているのか、見えてこないので評価が難しい。
タレントは揃っているので、平岡監督が昨季終盤のようにのびのびやらせたら、あるいは爆発もあるかもしれない。
甲府サポ的感想
ゴリ(加藤拓己)欲しかったなあ。山梨学院のグラウンドで初めて見たとき、稲妻が走るほどの衝撃を受けた怪物ストライカー。
怪我を早く治して、日本平で暴れてほしい。
・湘南ベルマーレ
新色か回帰か玉砕か
(昨年予想20位 → 結果16位)
昨年は最下位に予想したチーム。結果は16位で首の皮一枚で残留を果たした。(ごめんなさい)
今の湘南スタイル=反町さん、キジェさんがつくりあげた、ハイプレスでボールを奪って速攻をかけるサッカーだと考えていて、昨年は良くも悪くもその色が薄まってきているのを実感した。
元々予算規模では他チームより小さく、選手を揃えようにも限界がある。それを湘南スタイルでカバーしていたが、できなくなってきて、上位チームとの対戦において、選手層・個々の質勝負に持ち込まれているのが現状だ。
昨年の浮嶋さんはボールを握る、という新たな色を加えようとしたが失敗。じゃあ山口智監督はどうするの?というフェーズにある。新たな色を出すのだろうか。谷、田中聡、舘、平岡、畑などなど伸び盛りの若手を揃え、どんな色でも表現できそうではある。
オフに獲得したのは永木(鹿島)、瀬川(柏)、米本(名古屋)といった選手たちで、永木は言うまでもなくキジェ時代の中心選手。他の2人も速攻とボール奪取に絡める選手たち。昨年補強したウェリントンや杉岡も健在で、キジェ時代の影がちらつく。
山口智監督が新色を出すか、一昨年までのサッカーに回帰するのか。どっちにも中途半端だと昨年のように苦戦するだろうし、玉砕する未来が待っている。
腹をくくってどっちに舵を切るか、開幕から注目して見ていきたい。
甲府サポ的感想
湘南と言えばこの試合がいまだにトラウマ。現地で叫んだのを覚えている。
湘南サポが小瀬の柵壊してたもん。
・柏レイソル
VITORIAのその先に
(昨年予想15位 → 結果15位)
昨年の予想はドンピシャ。その抜粋から紹介していきたい。
この2シーズンの躍進は、オルンガの圧倒的な得点能力に支えられていたと言っても過言ではない。ボールを奪ってオルンガ、セットプレーからオルンガ、何もないところからオルンガと、とにかくフィニッシュはオルンガという「劇薬」に依存していた。
今オフ、オルンガは中東のクラブに買われ、さてどうやって点を取ろうか、というシーズンになる。
ネルシーニョは個人の能力を引き出すことに長けた監督で、選手の質で相手を上回っているときは結果を出すことができる。(例:オルンガ)
一方でチームとして攻守ともに戦術を仕込めてはいないから、昨年のように選手の質で勝てないと辛い展開になる。
VITORIAの本質は選手の質で殴ること。よって今年も去年のように苦しむシーズンになると予想している。
瀬川、仲間、神谷、山下、高橋峻希、そしてなによりクリスティアーノと、主力級の選手が次々とチームを去ったのも懸念材料だ。
昨年より明るい点を挙げるとすれば、ドウグラス(神戸)が加入したことだろう。本調子ならば15点以上はマークしてくれる圧倒的な「個」。ドウグラスを基準にして攻撃を組み立てていけば、ある程度得点は取れるかもしれない。
攻撃に創造性を足すのはマテウス・サヴィオ、ドウグラスのサポート役としてブレイクが期待されるのは細谷。彼らが良い化学反応を起こせば、勝ち点を積み上げるのも容易になる。
チームのために汗をかける選手は多い。戸嶋、椎橋あたりの奮起があれば。
加えて、小屋松(鳥栖)や中村慶太(清水)といったリンクマンの補強もした。
ドウグラスの爆発に託すシーズンになりそうだが、そのための最低限の下地はつくった。
甲府サポ的感想
柏といえば元甲府の選手が常にいるイメージだったんだけど、今年はいなくなった・・・?
追記(3/15)
最下位と予想したがなんとすでに3勝。土下座の準備はしておく・・・!
以上で20チームの展望を終わりにする。
以下はここまでの内容をまとめた、振れ幅込みの順位予想になる。
順位予想
1位 浦和レッズ(1位~3位)
2位 川崎フロンターレ(1位~2位)
3位 横浜F・マリノス(2位~5位)
4位 名古屋グランパス(3位~7位)
5位 北海道コンサドーレ札幌(3位~9位)
6位 ヴィッセル神戸(3位~11位)
7位 鹿島アントラーズ(4位~11位)
8位 FC東京(5位~13位)
9位 ガンバ大阪(5位~13位)
10位 ジュビロ磐田(8位~16位)
11位 サガン鳥栖(9位~17位)
12位 京都サンガF.C.(9位~17位)
13位 アビスパ福岡(9位~17位)
14位 セレッソ大阪(10位~16位)
15位 サンフレッチェ広島(11位~17位)
16位 清水エスパルス(12位~18位)
17位 湘南ベルマーレ(14位~18位)
18位 柏レイソル(14位~18位)
いぶ振れ幅が大きい予想で申し訳ないですが、昨年以上に大混戦になると考えているのでご勘弁を。だいぶ振れ幅が大きい予想で申し訳ないですが、昨年以上に大混戦になると考えているのでご勘弁を。解説者の方々より精度が高ければいいな、くらいの気構えでいます(笑)解説者の方々より精度が高ければいいな、くらいの気構えでいます(笑)それでは(もう始まってますけど)今年もJリーグを楽しみましょう!それでは(もう始まってますけど)今年もJリーグを楽しみましょう!