ライバルチーム紹介⑰
17回目はいわてグルージャ盛岡。
初めてのJ2挑戦となるシーズン、秋田豊監督の元で躍進できるか注目となる。
1.移籍
昨シーズンの主力クラスは軒並み残すことに成功した。
唯一佐々木が移籍してしまったが、元々鹿島からの期限付きで加わっていた選手のため致し方無いところ。
Jリーグ参入前からプレーしていた土井が引退。
長年チームを支えた選手なだけにJ2のピッチに立てなかったことは残念である。
昨シーズンのベースを維持した上でセンターラインには実力者を複数確保した。
CBとボランチには昨シーズンJ3で対戦した戸根と甲斐、小松を獲得。
前線には中村充孝を補強し、センターラインの選手層に厚みをもたらしている。
チャン・ヒョンス、キム・ジョンミンがフィットするのかも注目だ。
また、大卒の選手も5人獲得しており成長が楽しみである。
加えてアメリカの大学からもFWを獲得。
どのような選手なのか見てみたい。
2.陣容
監督交代も無く、主力もほとんど残ったため大きく変化することはないだろう。
【GK】
長年チームを支えた土井が引退となったが、昨シーズン途中に加入し昇格に貢献した野澤大志ブランドンの期限付き延長を勝ち取った。
同じくFC東京からはベテランの阿部も加え、戦力値を高めることに成功している。
【DF】
昨シーズン終盤のメンバーからは佐々木が抜けたが、戸根と甲斐を獲得した。
共にJ3で活躍していた選手であり、J2で戦えるメンバーを揃えることに成功している。
昨シーズン中心選手として活躍した小野田含めたポジション争いは熾烈となりそうだ。
また、大卒の深川と斉藤が成長すると選手層はより厚みを増すこととなる。
【MF】
ボランチには小松を獲得。
昨シーズンは増田が中心となり、石井と脇本が出場機会を分け合う形となっていたが3人全員残留しておりボランチの層は厚くなった。
WBは中村、有永の出場機会が多かったが中村は残留し、有永は退団となった。
シーズン終盤は加々美のWB起用も増えていただけに問題はないか。
登生の山梨凱旋も楽しみなところ。
マリノスから獲得した南がどこまでの活躍を見せるかも注目だ。
シャドーは色摩、モレラト、和田と主力クラスが残留したのに加えて中村充孝の獲得に成功した。
経験豊富な選手なだけにチーム力を高めてくれる存在となるだろう。
また、チャン・ヒョンスがどれだけ活躍できるかも楽しみなポイントである。
【FW】
ブレンネルと韓勇太が残留となった。
ブレンネルのフィジカルがJ2で通用するのかは楽しみだ。
また、韓勇太はルーキーイヤーの輝きを取り戻せるか。
J2での活躍が楽しみな2人だが、加えてキム・ジョンミンも獲得。
徳島と岡山でプレー経験があり、日本サッカーへの適応は問題無いはずだ。
3.あとがき
今回はいわてグルージャ盛岡について書いてみた。
他チームのことはなかなかわからず、難しいと他の記事でも感じたが昨シーズンJ3を戦っていたチームは特に感じた。
登生がいるため、見ていたつもりではあったがわからないことが多く、間違っていることがあれば申し訳ありません。
違っている点等ありましたら教えてくださると嬉しいです。
J2初挑戦となるが、主力を残した上で的確な補強ができた印象を受ける。
目標はまずは残留となると思うが、中位も充分狙える陣容となっている。
牟田や中村、甲斐といった経験豊富な選手を中心に開幕からJ2に馴染めるようだと躍進する可能性はある。
甲府サポーターとしてはやはり加々美登生のプレーは楽しみである。
鳥海とは大学の同級生でもある。
甲府アカデミー出身の選手が小瀬に戻ってくるのは嬉しいものだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。