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ライバルチーム紹介②

新体制発表の順にライバルチームを見ていこうと思う。
2回目はツエーゲン金沢。
柳下体制6年目のシーズン。
悲願のJ1昇格を目指すシーズンとなる。

1.移籍

赤字が訂正箇所

昨シーズンは残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンであっただけに今シーズンは積極的に選手の入れ替えを行った。
特に前線の補強は活発であった。
昨シーズン山形で6ゴールを挙げた林を獲得し、須藤や塚本といった若手の有望株をJ1のビッグクラブから借りることに成功した。
だが、補強の目玉は元日本代表の豊田陽平であろう。
地元石川県出身の豊田は星稜高校を卒業以来、18年ぶりに地元でプレーすることとなる。

ボランチには広島から期限付きで松本を獲得し、ポルトガルのクラブから小野原を加えた。
松本は昨シーズン、大宮でプレーしたがSBでプレーする時間が多かったが金沢ではボランチがメインとなるだろう。
小野原は流通経済大学を卒業後、レノファ山口で1年プレーしポルトガルに活躍の場を移した。

DFラインの補強も積極的に行った。
新卒の選手が多いが、湘南から毛利と鳥栖から松本を加えた。
山梨のサッカーファンとしては山梨学院と帝京第三出身の選手でもあり楽しみな存在である。
毛利はJ1にチャレンジしたが出場機会を得ることができず、3シーズンぶりの復帰となった。
また、GKには相模原でプレーしていた地元石川県出身の三浦を加えている。

放出した選手を見てみると後藤、石尾、大橋、瀬沼とセンターラインの主力を放出している。
いずれもJ2クラブに移籍しており、引き止められなかったことは痛手であった。
また、左SBでプレーしていた渡邊も新潟に戻っている。
前線の層は厚くなったが、抜けた選手の穴埋めは計算が経たない。
若い選手を多く獲得しているだけに伸びしろは楽しみなチームでもある。

2.陣容

昨シーズンをベースに並べてみた。
監督交代も無く、バランスも良いため442がベースとなりそうだ。

【GK】
昨シーズンはJ2でもトップクラスの陣容を誇っていたが、三浦を獲得したものの後藤の移籍により昨シーズン比ではマイナスとなってしまったと言える。
だが、白井がいる安心感は大きい。
年代別代表の経験もあるアカデミー出身の上田が成長すると面白い。

【DF】
石尾、渡邊と主力が抜けたことは痛手である。
だが、石尾は昨シーズン終盤出場しておらず庄司を軸に廣井の経験値と若手が成長すれば穴埋めはできるだろう。
渡邊の代わりには毛利が復帰し、昨シーズン特別指定選手として15試合に出場した長峰もいるため左SBも戦力を維持したと言える。
穴埋めはできたがプラスになっているかは現時点では未知数であるが、若い選手も多くシーズンが進む中で層は厚くなっていくかもしれない。

【MF】
大橋が大宮に移籍することとなった。
金沢のボランチといえば大橋、藤村のコンビが鉄板である印象があるが今シーズンはこのコンビを見ることができない。
代わりに松本と小野原を獲得したが共に実績は無く、未知数である。
松本は大宮ではSBで出場することが多く、小野原は3シーズンポルトガルでプレーしていたこともありどのような成長を見せているのかがわからない。
サイドは昨シーズンの主力を残すことができた上で、若手有望株を加えることにも成功しただけに戦力値を高めることに成功した。

【FW】
瀬沼が移籍したものの丹羽、大谷のコンビは残留した。
豊田と林を加えており、FWも層が厚くなったと言える。
一芸に秀でた選手もおり、相手によって組み合わせを使い分けられる選手は揃えた。

3.あとがき

今回はツエーゲン金沢について書いてみた。
やはり他チームのことはなかなかわからず、難しいと感じたが甲府サポーター向けに書いているので金沢のサポーターの方間違っていたら申し訳ありません。
違っている点等ありましたら教えてくださると嬉しいです。

書いてみた中で金沢は未知数な部分もあるが、昨シーズンよりも層が厚くなった印象を受ける。
残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンであったが、今シーズンはプレーオフ争いに加わってくる可能性も大いにあるのではないか。
若手の成長や新戦力が柳下監督のサッカーにフィットすれば恐い相手となる。

甲府としては昨シーズン、2連勝しているだけに眠っていて欲しい存在でもある。
柳下監督には磐田時代や新潟時代からずっと戦ってきた印象もあるだけに続投となり今シーズンも戦えるのは嬉しくもある。
だが、今シーズンも勝たせてもらう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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