第45回日本クラブユース選手権 ヴァンフォーレ甲府U-18 プレビュー
中断明け後も続けていくため、腕をあげるためにも書こうと決めました。
アカデミーの選手の頑張りも伝えたいと思っていたため、これを通して紹介できればと思います。
昨シーズンからリーグ戦は無観客が続いているため、実際にプレーしている姿を見た選手はあまりいないことから伝えきれないことは多いかと思いますが、お許しください。
1.チーム紹介
2年連続7度目のクラブユース選手権本大会への出場となる。
今シーズンよりトップチームでも監督を務めた内田一夫氏が就任。
コーチにはクラブのレジェンドである石原克哉氏を迎えた。
Jリーグでの経験が豊富な2人の元で公式戦無敗を継続している。
県リーグ成績
山梨県リーグ1部で開幕から9試合負けなしで首位に立っている。
大会直前にはインターハイ出場を決めている帝京第三を相手にも4−1と勝ちきった。
予選結果
関東予選は1次予選からの登場となった。
4連勝で首位通過を決めるとノックアウトステージでは湘南ベルマーレ、FC東京とJ1のアカデミーチームを下し本大会への出場を決めた。
注目選手
花輪寿一 *背番号8
キャプテンであり、チームの柱となる存在である。
1年時より出場機会を得ており、昨年のクラブユース選手権では下級生として唯一先発出場した。
押し込まれる時間が長くなることが予想されるが、経験値は他の選手よりも高いだけに、キャプテンとして司令塔としてチームを落ち着かせる働きに期待したい。
内藤大和 *背番号19
甲府サポーターであれば名前は聞いたことがあるだろう。
最も期待されている選手であり、代表にも継続して呼ばれる世代を代表するストライカー。
昨年のクラブユース選手権では怪我のため出場は叶わず、今大会に懸ける想いは人一倍強いだろう。
開幕前には今シーズン中の二種登録も示唆されており、全国の強豪相手に活躍しトップチームでプレーするチャンスを掴みたい。
2.名古屋グランパスU-18
第1節の相手は名古屋グランパスU-18。
2018年に就任した古賀聡監督の元、2019年にはクラブユース選手権、Jユースカップ、プレミアリーグWEST優勝の3冠を達成した。
古賀監督就任後3年で8人トップチームに昇格させており、結果だけでなく育成の手腕も高い。
プレミアリーグWEST成績
高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグWESTで4勝2分と無敗を維持し、2位につけている。
開幕戦では昨年のクラブユース選手権で優勝したサガン鳥栖U-18を4ー0と一蹴した。
同じプレミアリーグWESTに所属しているサンフレッチェ広島F.Cユースとは引き分け、セレッソ大阪U-18には勝利している。
予選
予選大会は中止となり、抽選の結果東海地区第2代表となった。
注目選手
吉田温紀 *背番号4
Uー20代表に飛び級で選ばれた世代を代表する選手。
トップチームに二種登録されており、ACLにも帯同した。
ACLに帯同した関係で隔離措置により大会に間に合うかは不透明となっている。
CBとボランチこなすがチームではCBとして守備の要であり、得意のビルドアップで攻撃の起点となり、攻守で無くてはならない存在である。
7/25(日) 8:45KICKOFF
3.サンフレッチェ広島F.Cユース
第2節の相手はサンフレッチェ広島F.Cユース。
昨年から就任した高田哲也監督の元、プレミアリーグWESTで首位に立っている。
現在、高校サッカー年代で最も強いチームの一つではないか。
現U16日本代表の森山佳郎監督の元、後の日本代表を複数擁した2004年以来の優勝は現実的な目標となる。
プレミアリーグWEST成績
プレミアリーグWESTで5勝2分と無敗で首位に立っている。
16得点、3失点と共にリーグトップとなっている。
名古屋グランパスU-18とは引き分けたが、セレッソ大阪U-18には勝利している。
予選
レノファ山口との決定戦で大勝し、本大会への出場を決めた。
注目選手
棚田遼 *背番号10
トップチームに二種登録され、5/5に行われたルヴァンカップ第5節横浜F・マリノス戦でスタメンでデビューを果たした。
すでにトップチームデビューを飾っている期待の星は中学時代クラブユース選手権Uー15でMVPを取り、チームを日本一に導いている。
クラブユース選手権Uー18でもチームを優勝に導く活躍を見せたい。
7/26(月) 8:45KICKOFF
4.セレッソ大阪U-18
今シーズンから島岡健太監督が就任したセレッソ大阪U-18。
セレッソの下部組織といえば、柿谷曜一朗や山口蛍、南野拓実と日本代表でもプレーした選手を輩出した育成に長けたチームである。
島岡監督同様に今シーズンから元川崎フロンターレ監督の風間八宏氏がアカデミー技術委員長としてセレッソの下部組織の強化を務めている。
今後もタレントが次々と出てくるチームとなるだろう。
プレミアリーグWEST成績
プレミアリーグWESTでここまで全敗で最下位に沈んでいる。
毎試合複数失点を喫しており、守備が崩れていることが最下位に沈む要因となっている。
サンフレッチェ広島F.Cユース、名古屋グランパスU-18共に敗戦を喫している。
予選
Wizardsとの決定戦を8−1で勝利し、本大会への出場を決めた。
注目選手
北野颯太 *背番号10
2年生ながら10番を背負う逸材。
昨シーズンはセレッソ大阪U-23の一員としてJ3で8試合の出場を果たした。
甲府の内藤大和と同じくU-17日本代表に選ばれているが、昨年のU-16代表で臨んだSBSカップではスルーパスから内藤のゴールを演出している。
ネクスト柿谷、南野となれるか注目が集まる。
7/28(水) 8:45KICKOFF
5.あとがき
グランパス、サンフレッチェ、セレッソとトップチームはタイトル経験を持ち、ユースチームはいずれも日本一の経験を持つ格上チーム。
トップチームに昇格後も追いかけていかなければいけないチームとの対戦でもある。
死の組とも言われるが、3チームでの争いと考えている人が多いはず。
甲府旋風を起こすためには最高のグループに入ったのではないか?
日本一を目指す上では倒していかなければいけないチームでもあり、早い段階で当たることとなっただけと捉えるべきである。
トップチーム昇格はもちろん、大学進学に向けてもこの大会での活躍は大きなアピールとなるだけに勝ち上がりチャンスを掴みとってもらいたい。
優勝を目指し、悔いの無い戦いを期待したい。
配信されるリンクも張りましたので、ぜひご覧ください。
中断期間はU18の活躍を楽しみにしましょう!
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今後もよろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。