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ライバルチーム紹介⑫

12回目は徳島ヴォルティス。
ポヤトス体制2年目、1年でのJ1復帰を目指すシーズンとなる。

1.移籍

赤字は訂正箇所

J2降格に伴い多くの主力選手がチームを去った。
一番の驚きは岩尾の移籍か。
名実共に徳島の顔でもあった岩尾は徳島で現役を終えるのではないかとも考えていたが、最後の大きな挑戦に出ていった。
期限付きでの移籍はもう一度戻ってくるためであると良いのだが。
センターラインの選手が多く抜けたことも特徴か。
GKの上福元、CBの福岡、ボランチは主軸が全員抜け、前線の垣田や宮代も移籍してしまった。
降格することの恐ろしさを痛感した。
だが、移籍した選手の移籍先を見てみるとJ1クラブが多く降格したとは言え徳島の戦いが評価を得ていたことがわかる。

一方で獲得した選手はスタイルにフィットし力のある選手を獲得できた印象がある。
CBには安部を復帰させ、石尾も獲得。
ボランチには白井と長谷川、前線には藤尾と実力者を確保し長谷川を除けばJ2でのプレー経験があることもプラス材料か。
高卒ルーキーの玄や神戸から期限付きで獲得した櫻井の成長も楽しみとなる。
ルヴァンカップもあるだけに若手の出場機会は確保できるはずだ。

2.陣容

新たにスアレスを追加した

ポヤトス監督が続投したこともあり、ベースは変わらないと思われるが主力が多く去ったため昨シーズンと変化はあるかもしれない。

【GK】
守護神の上福元が移籍したが、代わりとなる補強は行っていない。
長谷川も経験値が高い選手ではあるが、昨シーズン比ではマイナスとなってしまっている。
若手のステップアップは必要不可欠か。
スペインからスアレスを新たに獲得した。
バルセロナ育ちのため、足元の技術は巧みなタイプと思われる。
合流時期は未定だが、ポヤトス監督のサッカーには合うタイプの選手と思われる。

【DF】
岸本、福岡、ジエゴと主力クラスが相次いで移籍。
カカもブラジル移籍が報じられていたが、残留となったことは大きい。
CBは岡山にレンタルで移籍していた安部が復帰。
昨シーズンの活躍を考えると計算は立つはずだ。
攻撃の起点となれる選手であり、昨シーズンのチームには左利きのCBはいなかっただけに期待が掛かる。
SBは両サイドこなせる新井を獲得。
藤田、田向も計算が立つだけに岸本とジエゴの移籍もカバーはできる。
また、石田が成長すると層が厚くなるだけに期待したい。

【MF】
ボランチは主力クラスが全員移籍。
徳島の強みであったポジションの解体は痛すぎる。
代わりに獲得した長谷川と白井は計算できるだけが、柱が定まらないと崩れてしまうだけに岩尾の代わりが見つかるか。
櫻井、玄、大森の若手がどれだけ成長できるかもポイントとなる。
2列目は宮代が抜けたものの多くの選手を残すことができた。
期待されるのは渡井の復活か。

【FW】
エース垣田が移籍したが、代わりに藤尾を獲得することに成功した。
垣田同様に若手の有望株を手に入れることに成功しただけに藤尾が期待に応えられるか注目となる。
昨シーズンは水戸で才能の片鱗を見せただけに開花の年としたい。
Jリーグ2年目となるバケンガにも注目が集まる。
藤尾、バケンガの争いとなるだろうが、西野やサンデーの成長も楽しみだ。

3.あとがき

今回は徳島ヴォルティスについて書いてみた。
やはり他チームのことはなかなかわからず、難しいと感じた。
徳島のサポーターの方間違っていたら申し訳ありません。
違っている点等ありましたら教えてくださると嬉しいです。

肝となるポジションに不確定要素があることは不安な点となる。
GKとボランチは安泰だっただけに代わりとなる選手がハマらないと苦しいシーズンとなる可能性もありそうだ。
戦力的にはプレーオフ圏内には入ってくることを感じさせるが、ルヴァンカップがあることも不安な点でもある。
甲府が降格したシーズンに似ている気もするがどうなるか。
2019年に徳島は昇格を逃した地でもあるだけに勝ちたい相手である。
あの悔しさはもう味わいたくない。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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