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次へ繋ぐ仕事の価値—整備士のこだわり

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冬が深まり、肌寒さが一層強まってきた。最近、気温の低さが自分のパフォーマンスに影響を与えている気がする。私は他の人より寒さに敏感で、少しの冷え込みでも身体の調子を崩しがちだ。ただ、不思議なことに寒い季節を嫌いだと思ったことはない。気温や季節に対して特に好き嫌いがあるわけではなく、ただそこにあるものとして受け入れているだけだ。

今日は定休日明けで、朝から在庫の管理と発注に追われた。先週は一部の部品が不足し、予定していた作業を延期せざるを得なかったため、反省を込めて念入りに確認を進めた。私が在庫管理や発注を一手に担っているため、この作業の精度が会社全体の動きに直結する。ありがたいことに、部品屋さんがLINEで発注を受け付けてくれるため、定休日や深夜でも注文を出すことが可能だ。ただ、その結果、私の存在が「24時間365日働いている人」と思われているのは少し苦笑いだ。

画像だけで発注できるのでミスなく楽ちん

在庫整理を終えた後は、板金屋さんへの車両搬送があり、午前中は目まぐるしく過ぎ去った。午後からはランエボのキャタライザー交換とブーストメーターの取り付け作業に取り掛かる。この作業自体は特段難しいものではないが、今回はメーターをピラーに埋設するため、配線の延長作業が必要だった。ただ取り付けるだけではない「ひと手間」が加わると、やはり時間と労力を要する。キャタライザーの取り付けは既に完了しており、明日にはECUセッティング作業にスムーズに引き渡せる状態に仕上げたい。

レンタカープリウスで板金屋から戻る
配線を延長する
エステルチューブで保護

私の仕事の進め方で意識していることの一つは、「次に繋がる仕事」をすることだ。自分の作業が終わればそれでいいという考え方ではなく、次にバトンを渡す相手の負担を軽減する工夫を常に意識している。これは以前の職場での経験が影響している。前職では、私は純粋に整備作業に専念しており、請求書の作成や走行距離の確認はフロントスタッフの役割だった。ある時、自分が作業を終えた際に走行距離を伝えるだけでフロントスタッフの手間が大幅に省けることに気づき、それを実践するようにした。小さな配慮ではあるが、それを「助かる」と喜んでもらえた経験が、自分の考え方を大きく変えた。

私は効率を追求することが好きだ。それは単に時間を短縮するという意味だけでなく、全体の流れをスムーズにし、関わる人全員が負担なく進められる状態を作ることにやりがいを感じている。そのため、今日のような単調に思える作業でも、自分なりの工夫を加えることで意義を見出している。

冬の寒さの中、仕事のペースが少しずつ加速しているのを感じる。この冷えた空気の中でも、自分の手が生み出す効率と成果が、少しでも温かさをもたらせるようにと願いながら、明日も一つひとつ丁寧に進めていきたい。

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