黒と白が交差する休日
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今日は、いつもとは少し違う静かな日曜の朝を迎えた。目覚まし時計の束縛から解放された私は、いつもより少しだけ遅くベッドを抜け出し、いつもより明るい朝の空気を味わった。特別な予定がない朝、いつものルーティンを淡々とこなす。顔を洗い髪を整え軽い運動と朝食を取りウォーキングに出かけた。足を運んだのは、今日行われる選挙の投票所。私にとって、政治の世界はエンターテインメントそのものだ。人々が言葉を弄し、駆け引きし、そして世の中の一部が動いていく。それを眺め、参加することが、他のどの娯楽よりも面白いと感じる。
午前の時間は、のんびりと過ぎていく。家に戻り、いつものように猫と過ごす。気まぐれな動きが、日常の隙間に穏やかな変化をもたらしてくれる。動画を見ながら、しばしの休息を取った。昼過ぎ、買い物に出かけることにした。仕事で使う消耗品を揃え、ついでにウォーキングシューズも買い替えた。今履いているシューズは栃木に住んでいた頃からのもので、長年の使用で汚れが目立つ。私はファッションに無頓着で、衣類や持ち物の多くは黒で揃えている。黒は、汚れを隠してくれるからだ。しかし、ひとつだけ白のズボンがある。特別な意味があるわけではないが、ただそこに存在している。
夕方、筋トレをした後に再び外に出た。夜風が心地よい中、少し長めのウォーキングをし、体を動かす。体が軽くなった気がして、晩御飯をゆっくりと楽しんだ。今日は、意識的に仕事や外出を減らした一日だったが、そのせいか少し物足りなさを感じている。それでも、静けさの中で過ごす時間が、私に何かしらの新しい視点を与えてくれたように思う。
日常の中で、変わらないことと変わっていくこと。それらを受け入れつつ、私は明日へと向かう準備をしている。