エンジン不調の鍵はOリング！クランク角センサーの秘密

クランク角センサーは、エンジンのクランクシャフトの回転位置を正確に検知するための非常に重要な部品である。このセンサーから得られるデータは、エンジン制御ユニット（ECU）が点火や燃料噴射等のタイミングを計算するための基準となる。言い換えれば、クランク角センサーが正確に動作しないと、エンジンは本来の性能を発揮できず、燃費や出力、さらにはエンジンの耐久性にまで影響を与える可能性がある。

このクランク角センサーには、Oリングというゴム製のパーツが付属しており、重要な役割を果たしている。Oリングの主な役割は、センサーがエンジン本体に取り付けられた際に、水やゴミが侵入するのを防ぐことである。エンジンは高温の環境が常に発生しているため、Oリングの密閉性はエンジンの信頼性を保つうえで欠かせない要素となっている。