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お客目線の提案力:ただの修理を超える付加価値を求めて

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今日は定休日明け、まずはGR86の納車から始まった。朝の空気がまだ冷たい時間帯に車を動かしながら、納車の一つひとつに心を込めるのは、特別な緊張感と達成感を伴う。納車を無事に終えた後は、午前中の忙しい流れにすぐに身を投じた。

午前中は問い合わせの返信や見積もりの作成に追われる。お客さんからの質問に一つひとつ丁寧に応えるのは、信頼関係を築くために欠かせない作業だ。その合間には、チューニングや整備の商談が続き、他のスタッフの作業予定の確認も欠かさず行う。今週のスケジュールをしっかりと組み、在庫管理や必要なパーツの発注も進めていく。最近は、トイレや事務所の掃除、ネット販売の対応を他のスタッフが行ってくれるようになり、その協力が本当に助かっていると感じている。支え合いで業務が円滑に進んでいることに、少し感謝の気持ちが湧いてくる。

発注もLINEで効率よく行なう。

午前中に作業が進められないことへの焦りはあるが、こうした業務調整があるからこそ、午後や一週間全体の作業がスムーズに回るのだと考えるようにしている。

午後からは、かつて私がエンジンを組んだヴィヴィオのヒーターコアの点検作業に取りかかった。ヒーターコアの漏れを真空引きで確認するときは、集中力が必要だ。車の内装に目をやると、ダッシュボードが経年劣化で色褪せ、割れもひどくなっていた。そこで、単に漏れを直すだけではなく、ダッシュボードの割れを補修し、ツヤ出しを施してリフレッシュすることを提案した。さらに、エアコンのエバポレータも徹底的に洗浄し、古びた内装が蘇るような徹底的な作業を行った。オーディオの配線は元々捻ってあるだけの状態だったので、ハンダでしっかり溶接し、確実に仕上げた。

直接エバポレーターを洗浄
配線にも手を加える

こうして「ただの修理」ではなく、リフレッシュや予防整備も組み込むことで、車の価値やお客さんの満足度を高めることができるのが私のスタイルだ。確かに、先輩方のチューニング技術や知識にはまだまだ及ばない。しかし、私は一般整備からステップアップしてきた経験があり、何よりもお客さん目線での対応に強みがある。元々はショップのお客として通っていた身だからこそ、細かい気配りや提案の仕方には自信を持っている。

思い切ってダッシュボードを外してメンテナンス
取外したダッシュボード
綺麗にして組み上げる
割れ箇所はオーナーが補修していた
綺麗に補修された

これからも、目の前の車一台一台に誠実に向き合い、作業の質を高めながら、お客さんに「この人に任せて良かった」と思ってもらえるような仕事を続けていきたい。

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