見出し画像

夢に現れた過去と向き合う現実:ZN6クラッチ診断記

チューニングショップに興味はありますか?
私たちと一緒に、働く仲間を募集中!

昨夜は嫌な夢を見て、夜中に目が覚めた。私が見る夢にはパターンがあって、亡くなった父や今は無い実家が出てくることが多い。仕事が忙しくなると自然災害の夢を、さらに忙しくなると飛行機が墜落する夢を見ることがある。しかし、今回は少し異なり、過去のことを思い出すような夢だった。

今日はZN6のクラッチペダルに違和感があるという診断を行った。オーナーによれば最近クラッチのミートポイントが手前になったということで、クラッチの摩耗やクラッチフルードの劣化、エアの混入が考えられる。過去に他店で車検を受けたとのことなので、記録簿を確認し、フルードの汚れ具合を見ても交換していない様子だった。まずはクラッチフルードの交換とエア抜きを行ったが、改善は見られなかった。

86、BRZは上から交換可能

試運転ではペダルの感覚に違和感が残るものの、走行自体に大きな問題は無い。しかし、クラッチが滑りかけている感覚があったため、ミッションを降ろし、クラッチを取り外して確認する。
ディスクは摩耗が進んでおり、新品と比べて1.6mmの差があった。また、クラッチカバーとフライホイールにはヒートスポットができており、半クラッチの時間が長く、過熱したことが原因だと推測できる。

ZN6のミッションは簡単に降りる
同じ強化クラッチの新品があったので測定
ヒートスポットが多数
フライホイールにも模様の様

クラッチ、カバー、フライホイールを新品に交換することに決定し、明日から組み上げる予定だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?