メカニックの悔しさ: 再び預かるスカイラインの行方
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土曜日の朝、工場は忙しさに包まれていた。長期にわたって預かっていたスカイラインがついに納車となり、その対応に追われつつ、レヴォーグのエンジンオイルとデフオイルの交換に手を付けた。レヴォーグのオーナーは、過去にCVTフルードやプラグ、イグニッションコイルの交換を私に任せたことがあり、その信頼が今回も作業を託された理由だった。帰り際、オーナーは「次は1年点検をお願いします」と言葉をかけてくれた。このような信頼を得ることができるのは、メカニックとして何よりの喜びだ。
しかし、その後、朝一で納車したばかりのスカイラインが戻ってきた。発電不足の再発だ。納車前に何度も試運転を重ね、陸運局での継続車検の際も問題はなかったはずだが、納車直後に再発したという報告を受けた。また預かることとなり、再点検と対策を進めていく必要がある。
午後には、インプレッサの納車対応を済ませ、GT-RのDCTフルード交換に取り掛かる。今週はサーキットにも行くなど、普段とは違う流れの中で過ごしたが、最後には再びスカイラインを預かることになり、少し残念な気持ちで1週間を締めくくることとなった。車両がオーナーの手元にある期間よりも、我々が預かっている期間の方が長い。遠方からわざわざ足を運んでくれたオーナーが、代車に乗って帰っていく姿を見送ると、悔しさが胸に募る。