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古き良き三菱車が教えてくれる整備の原点

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今日は朝早くから愛車ポルシェの洗車を行った。明日は定休日だが、珍しく予定が入っているため、営業が始まる前に済ませることにした。自分の車であっても、メカニックとしていつでも人目に触れて恥ずかしくない状態にしておくのは当然だと思っている。特にこのポルシェは私にとって大切な存在でもある。来月あたりにはコーティングのメンテナンスもお願いし、さらに磨きをかけたい。

ちなみに洗車はめんどくさくて嫌い

営業が始まると、まずデリカスペースギヤを車検でお預かりした。最近は、ランエボCP9A、GTO、デリカスペースギヤと、平成初期の三菱車が立て続けに入庫している。特にCP系ランエボのお客様が多いのは、自分でも不思議な縁を感じる。新卒で働いていた整備工場が三菱系だったことも影響しているのだろうか。あの頃の経験が今も仕事に活きていると考えると、感慨深いものがある。

午後には、新規のお客さんがGRヤリス後期を慣らし運転後のオイル交換で持ち込まれた。この後期型は、私もテストに関わった車両であり、その知識を活かして現在のチューニング状況についてもご案内することができた。最近、後期GRヤリスの問い合わせが増えており、この車両を通じてさらにお客様との繋がりを深めていきたいと感じている。

ヤリスのトランスファオイル交換は注意が必要

その後は、常連のスイフトスポーツのオイル交換を担当。このお客様は走行距離が非常に多いため、1~2ヶ月に1回エンジンオイルを交換する方だ。作業中、リフトで車両を上げる際にクラッチの操作感に少し違和感を覚えたため、念のため点検を実施した。すると、底付き防止のブッシュが千切れていることが判明。お客様にその場で説明し、部品の手配を進めると、「実は最近気になっていた」と。こういった小さな違和感に気付き、迅速に対応できることが信頼に繋がるのだと思う。

微かな違和感

弊社では新人が2人いるが、彼らには「車に触れる際には常にアンテナを張り巡らせて、不具合や異変を見逃さないように」と伝えている。お客様からの依頼事項をこなすだけではなく、その先を見据えた提案ができることが、プロのメカニックとしての価値だと考えている。もちろん、自分自身もその意識を忘れず、より良いメカニックであり続けるために努力を重ねたい。
今日も一日、学びと発見のある充実した日だった。

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