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3年越しのランエボ完成、陸運局での検査に臨む

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今日は、長期にわたるプロジェクトとなっていたランサーエボリューションのエンジンオーバーホール作業を経て、いよいよ継続検査の日を迎えた。陸運局までの道のりは、車検が切れているため積載車での搬送となる。これは単なる検査ではなく、長い年月をかけて積み上げてきた作業の集大成を確認する場でもある。3年前、依頼を受けた時点では他のエンジンオーバーホールが詰まっており、着手までお待ちいただく形になったが、待望の仕上がりに至り、ようやくこの車をお客様にお返しできる。

問題なし

検査は一発で合格した。厳しい目でチェックしてもらう陸運局でも、自分が組み上げたエンジンに問題は一切見当たらなかった。これまで積み重ねてきた技術と経験が、確かに形となって現れた瞬間だ。車が合格印をもらったときの安心感は、やはり何度経験しても格別だ。

帰社後は自走調整に備えて最終チェック。ここが抜かりなく行われることで、次の道のりでも車が本来の力を発揮できる。丁寧に一つひとつの項目を確認し、準備を整えていく。

慣らし後にセッティングが控えている

その後、次のエンジンオーバーホール作業となるGC8インプレッサのエンジンを降ろす作業に取りかかる。数年前からエンジンオーバーホールの依頼が殺到し、ピーク時には作業待ちが6台にまで及んだこともあった。エンジンだけに専念できるわけではなく、日々のフロント業務や一般整備、チューニング作業に加えて新人教育も並行して行っている中で、一台一台を確実に仕上げていかなければならない。

チューニングメニューを検証しながら降ろす

このペースを続けていくことは簡単ではないが、だからこそ一つのエンジンを組み上げるたびに得られる達成感は格別だ。次のインプレッサも、丁寧に、確実に、少しずつ形にしていこうと思う。

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