ミスを許さないチューナーの一日

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土曜日の朝、いつものように仕事場に向かうと、ふと「最近、性格変わったね」と言われることが増えたことを思い出した。自分では特に変わったとは感じていないのだが、周囲の目には何か違いが映っているのだろうか。そう考えながらも、今日も一日が始まった。

朝イチからスイフトが工場に入り、午後からはS660のオイル交換が控えていた。合間にはGRヤリスの納車があり、さらにBNR34のオーナーが所用で訪れた。忙しさの中、作業に集中するも、接客のために手を止めざるを得ない時がある。しかし、ここで大切なのは、再び作業に戻った時の自分の中のルールやルーティンを守ることだ。二重、三重のチェックを怠らず、作業抜けや漏れ、締め忘れが無いように心掛ける。

今日はさらに長い間組み上げてきたランエボのエンジンが、ようやく車両に載った。とはいえ、まだ「載った」だけであり、これから各部を接続し、フルコンの装着と設定に進んでいく。この仕事において、今日が山場というよりも、一つの区切りに過ぎない。次のステップに向けて、心を新たにする瞬間だった。