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チューニング車の故障予防:空燃比計の効果と取り付けの勧め

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今日はスープラのエンジン不調に対する点検を行った。元々の要望は燃圧の低下というもので、その対応の途中、アイドリングの不安定さが目についた。この車両はハイチューンが施されており、ノーマルの状態からは考えられない症状も出現する可能性がある。そのため、まずはチューニングカーにおける基本中の基本である空燃比の点検から手をつけた。フロントパイプに空燃比センサーを取り付け、アイドリングが不安定な状態での燃調を確認したところ、暖気後の燃料が薄くなっていることが判明し、それがアイドリングの不安定につながっていることが明らかになった。今日は他の作業と並行しての点検であったため、ここで一旦作業を終了し、明日は他の作業の合間を縫って、実際に走行試験を行う予定である。空燃比計はチューニング車両やスポーツ走行を好む者、または古い年式の車両に対して非常に有効である。不具合が発生した際には、燃料が濃いか薄いかがすぐに分かり、トラブルシュートに要する時間が大幅に短縮される。さらに、全開時に燃料が薄くなるとエンジンブローのリスクも高まるが、空燃比計があれば異常を早期に察知し、アクセルオフすることでエンジンに致命傷を与えることなく済む場合がある。ただし、この空燃比計は高温や水分に弱く、電源が不安定な状態ではすぐに故障することもあるため、取り付けは知識と技術を持つ専門店で行うことを強くお勧めする。

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