オーナーと共に進めるチェイサーの改造:トライ&エラーの熱対策
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今日もスイフトスポーツのプラグ交換から一日が始まった。昨日と同じようにスムーズに作業が進み、気持ちよくスタートを切ることができた。そんな良い流れの中で次に取り掛かったのは、過去に私が手塩にかけてエンジンを組んだ特別なチェイサーのエンジンルーム内の熱対策だ。
このチェイサーのオーナーは、理想の車両に近づけるために惜しみなく予算と時間を投入している熱心な方だ。その熱意に応えるために今回も力を入れたいと思っている。
現在の課題は、バンパーやグリルの開口部から入った空気が、ラジエーターやインタークーラーを通過して熱を奪った後、エンジンルーム内で滞留してしまうことだ。社外品のラジエーターに換装し、強力なカップリングファンも作動しているが、それでも熱い空気がうまく排出されず、エンジンルーム内で循環しているだけのようだ。
特に、この年代の車両に取り付けられているアンダーカバーは、空力や冷却よりもエンジンルームの保護を目的として設計されている。そのため、下部だけでなく側面も覆われており、さらにPP素材のアンダーパネルや鉄板のカバーもついていて、空気を抜くことが難しくなっている。
オーナーと相談し、これらの問題点を解消するために、マル秘加工を施すことにした。具体的な内容はまだ試行錯誤の段階だが、側面や下部のカバーを一部改造し、効率的に熱を排出できるよう工夫する予定だ。
これから加工を進めていくが、うまくいくかは実際にやってみないとわからない。しかし、このようなトライ&エラーのプロセスに付き合ってくれるオーナーの理解と協力には本当に感謝している。オーナーの期待に応えるためにも、知恵を絞って最善の結果を目指したいと思う。
作業が成功すれば、このチェイサーはさらなるパフォーマンスを発揮できるだろう。その姿を見るのが今から楽しみだ。そして、オーナーと共に喜びを分かち合えることを願っている。