"コイルスプリングの基礎:設計と機能の理解"
コイルスプリングとは、金属の棒をくるくると巻いたバネのことで、車の部品としてよく使われます。このバネの太さや、どれくらい巻いたか(巻き数)、どのくらい大きく巻いたか(中心径)によって、バネがどれだけ弾むか(バネ定数)が決まります。
車の高さを極端に下げた「シャコタン車」では、バネを半分の長さに切ることで、バネが2倍硬くなり、車が跳ねるようになります。
また、バネの設計では、車の重さや、どれだけの力をバネで支える必要があるか(負荷荷重)、バネがどのくらい伸びるか(サスペンションストローク)などを考えます。ただし、バネで支える必要があるのは車体部分のみで、タイヤやホイールなどの重さは考慮から外されます。
さらに、場所が狭いときなどには、特別な形のバネ(たる形やつづみ形)を使うこともあります。これらは、バネが十分に大きくなれない場合に使われます。