TOEICの参考書の良しあし
3月のTOEICの抽選に当たり、準備をしてきたTOEICを受けられることになりました。テストを受けることに喜ぶというのも、何か不思議な感じがします。今回は自分の実力を試すという意味でも、非常に楽しみにしています。結果は後日あげさせていただきます。
TOEICについて色々考えていました。テストの目的や自分がこれまでどう勉強してきたかなど、話せばきりがありません。簡単に言えば、今までは単語を覚えて、ドリルを買って練習するスタイルでした。実力を試すというよりは、資格として取っておきたいというイメージでした。ここで少し英語教育と絡めてみたいと思います。
コミュニケーションはコミュニケーションを通してでないと力を付けることができないといわれています。直山視学官もこのようなお話を色々なところでされて言います。そういう授業改善を目指していましたが、自分の英語学習で言うと、実はそういう気持ちはさらさらなかったわけです。しかし、今年度はALTとよく話し、ALTの困りごとやもめごとを解決するうちに、自然と英語の力が付いてきました。まさに、コミュニケーションを通して力を付けるです。だから、今TOEICを受けるのが楽しみなわけです。今まではリスニング、リーディングともに80問正解することを目指していました。得点にすると、700後半を目指すイメージです。今回は850から900は行けるのではないかと思っています。
さて、話はそれましたがTOEICのほうに戻ります。コミュニケーションで英語が使えるようになったことで、リスニングが飛躍的に伸びました。ではリーディングはどうか。実はあまり変化していません。年を取った分、文法におとろえが出たのと、問題をとくスピードが遅くなりました。しかし、これも1カ月ほどやっていれば復活しました。しかし、伸びない。なぜかと考えた時に、一つの気づきがありました。リーディングの勉強の仕方や解き方にコミュニケーションがないということです。日常を振り返ると、自分が広告、旅行などの料金、乗り物の運賃などの冊子などを見た時に、すべてを読解しているわけではありません。必要なところだけをピックアップしてます。相手は人ではありませんが、目的・場面・状況に応じたコミュニケーションをしているわけです。TOEICのリーディングも同じではと思い、慣れないやり方ですが、必要なところだけ拾って読むことにしました。結果は、かなりいい!75分という時間に、すべてを読むなんてことは想定されていないのでしょう。必要なところだけ読む。コミュニケーションだから。
最後に、題名にもなってる参考書の良しあしとは何か。それは、参考書によってTOEICの問題の意図がずれていることがあるということです。日本人の作る問題って、やっぱり細かな言い換えとかになりがちです。例えば、ある問題にこんな内容が。日本語訳で書きますと、本文中には「競合他社に負けない値段を設定し・・・」という感じの文章が。4択の質問には「メールでは、割引料金についての言及がある」との選択が。答えはというと「競合他社に負けない値段、つまり割引料金と推測される」という具合に解説されています。自分の中では「う~ん・・・」という感じ。TOEICの実際の問題なら、図表においてはとくに書かれていなくても、他の資料を見ると「終末は割引が適用されます」などしっかりと書いてあります。やはり、日本人の考えそうなTOEICではなく、公式問題集を買って練習をするのが一番だと思いました。しかも、あくまで形式になれるというだけなので、結果は日ごろの成果が現れると思っています。長くなりましたが、この辺で。