【永久保存版】模擬試験の合格率判定の仕組みについて
模擬試験が返却されると、まず「合格判定」を気にする受験生が多いのではないでしょうか。
A判定が出たら「いけそう!」、逆にE判定だったら「どうしよう…」と、感情が揺さぶられることもありますよね。
しかし、この合格率判定がどのように算出されているかを知っている受験生は意外に少ないかもしれません。
今回は、模擬試験での合格率判定の仕組みや、合格確率の数字が何を意味しているのかを詳しく解説します。
正しく理解すると無駄に落ち込んだりする必要がなくなります。
模擬試験での合格率判定は、過去のデータを元に作られています。
模試を実施する予備校や教育機関は、過去の模試成績と実際の大学入試結果を膨大に集め、データ分析を行っています。
これにより、各偏差値や得点帯ごとに合格率を算出し、A〜Eの5段階で合格可能性を示すのです。
A判定: 合格率80%以上
B判定: 合格率60〜80%
C判定: 合格率40〜60%
D判定: 合格率20〜40%
E判定: 合格率20%未満
この数字が示すのは「過去の同じ偏差値帯の受験生のうち何%合格したか」というデータに基づいています。
例えば上の表でいくと
・偏差値60の受験者は70人中64人が合格しており合格率は91%。
・偏差値59の受験者は74人中61人が合格しており合格率は82%。
・偏差値58の受験者は82人中60人が合格しており合格率は73%。
80%の合格率のラインが偏差値59と58の間にひけるので「合格率80%のA判定」の偏差値は59となります。
同じようにして60%以上の偏差値57がB判定…というように判定が決まります。
判定が「合格率20%」だった場合、「20%しか受からないから無理だ」と感じてしまうかもしれませんが、これは正確な解釈ではありません。
この数字は先ほども述べたように「去年同じ偏差値の受験生のうち、何%が合格したか」を示しています。
同じ点数や偏差値を取っている人の中にも何人も合格している人がいるということです。
つまり「その偏差値の上位20%に入れば合格する可能性が高い」ことを意味しています。
模試の判定は、あくまで参考程度であり、個人の努力次第で結果を覆せる可能性は十分にあります。
C,D判定でも意外と合格する人がいるのはこのためです。
大事なのは、どんな偏差値をとったとしても学力を伸ばし、その上位に食い込むこと。
偏差値にとらわれず、自分の目標に向かって努力を続けることが合格への鍵となります。
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