公務員獣医師の実習を通して感じたこと 5選 Part2
Part1はこちらからお読みいただけます。
③大学で勉強する内容は仕事に直結する
専門職なので当たり前といえば当たり前ですが、公務員では特にこれを感じました。主に微生物学、公衆衛生学、食品衛生学、環境衛生学などで学んだことが公務員実習では多く出てきており、普段の講義の内容をしっかりと頭に入れておくだけでも、かなり有利になりそうです。
これらの科目を学んだ後に、実際に学んだことが現場でどのように使われているのかを体験しに行くも良し。勉強する前に実習に行って「これからこんなことを学ぶのか」と様子を見てみるのも良し。
どちらにせよ、大学で学ぶだけでは分からない、「学問」と「現場」の橋渡しとなる経験ができるので、学年に関係なく実習には行った方がいいと思いました(対象学年が指定されていることもあるので、是非調べてみてください)。
④勉強自体に面白さを感じられなくても、仕事は面白いこともある
「講義より実習の方が楽しい」は獣医学生あるあるだと思うのですが、これを読んでいらっしゃる方はどうでしょうか?
僕は正直衛生分野の勉強が苦手で、「どうせ公務員に興味ないし・・・」と思いながら講義を受けていましたが、特定動物の飼育施設の立ち入り検査や微生物検査など、実際の業務を体験する中で「あれ?実際に仕事としてやってみると面白くね・・・?」と思うことが多くありました。
例えば工場などへの立ち入り検査では、衛生環境を維持するために様々な基準値が設けられており、それをひとつずつ確認していくわけですが、実際の仕事の中では普段見られないような機械や作業工程が見られたり、製品に対する企業の工夫などを聞きながら仕事ができたりしちゃいます!
文字にすると「そんなもんか」と思われるかもしれませんが、色んな施設に立ち入り検査ができるので、それだけでも色々な知識がついて個人的には面白いと思いました。
具体例のパンチが弱いかもしれませんが、このように学問として学んでいる分野と実際の職業としての分野では面白さが違ってくることはよくあるのかなと思います。だからこそ、自分が「面白くないなぁ」と思う分野があったとしても、一度はその分野の実習に行ってみて、仕事の面白さを確かめてみることが重要だと思います。
⑤実際の職場の雰囲気を感じるのは大切
今回の実習で最も学んだことは、「実際の職場の雰囲気を肌で感じることはめちゃくちゃ重要!!!」だということです。Part1でも書きましたが、僕は公務員獣医師に一切興味が無く、「なーんとなくつまんなそうだなぁ(言い過ぎ)」としか思っていませんでしたが、5日間の実習の中で働いている方々の人柄が良かったり、なんとなく自分に合っているなと感じたり、文字・写真では分からない「職場の雰囲気」を感じ取ることができました。個人的には公務員として働くなら、今回行った実習先のどこかで働きたいと思うくらい良いところでした笑
「職場の雰囲気ね。はいはい。」と思った方、いらっしゃるのではないでしょうか?
正直なところ、僕も「まずは労働条件でしょ!」と脳死で就職したい動物病院を探していたこともありましたが、最近は「自分らしく働ける雰囲気か」を重視して実習先の病院を探すようにしています。
労働条件ももちろん重要ですが、どうせ働くなら「この雰囲気の中でなら自分らしく居られる」と思える職場を見つけて、その中でのびのびと努力した方が、結果的に人生の幸福度が上がるのではと考えています。動物病院の1年目の離職率が6割を超えているのは、自分の仕事に対する姿勢がその職場の雰囲気と合っているかや、自分がその職場で楽しく働いている様子をイメージできておらず、就職先と獣医学生の間でミスマッチが起きていることが原因のひとつなのかなぁ・・・と学生ながらに考えています。
公務員や小動物に限らず、自分が将来働きたいと思っている企業や病院には積極的に実習に行き、その場の雰囲気と自分を照らし合わせて分析することが非常に重要だと思います。
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