公務員獣医師の実習に行って感じたこと 5選 Part1
この夏、あなたはどこへ実習に行き、どんな成長をしましたか?
僕は、9月に公務員獣医師の実習へ行ってきました。
今回はその実習を通して感じたこと、伝えたいことを書こうと思います。
(Part2にて③~⑤の内容を掲載します)
実習の概要
今回実習に行くにあたって、とある実習プログラムに参加しました。
行政のインターンといえば・・・あれです。
交通費や宿泊費等は全て実費なのが痛いですが、かなり多くの都道府県から実習先を選ぶことができるので、帰省ついでに地元や周辺の都道府県に応募してみるのもいいと思います。
受け入れ人数や内容は実習先によって異なりますが、大体5人前後で、
都道府県庁、食肉センター、保健所、愛護センターなどで講義・施設見学・業務体験を通して公務員獣医師がどのような仕事をしているのかを学びます。ほとんど1日で1つの施設を見学するので、各施設での実習の濃さはそれほどではありませんが、5日間で色々な職場を見学できるのは刺激的で楽しいです・・・!
①「公務員=つまらない」なんてことは無かった
ちなみに皆さんは、公務員獣医師が公衆衛生分野と家畜衛生分野に大きく分かれているのをご存じですか?「大学で確かに習った気はするけど、興味無くて忘れてた…」なんて方もいらっしゃるんじゃないですか?
かく言う僕も正直なところ公務員獣医師に対して全く興味が無く、大学の講義を聞いてもどうしても面白いとは思えませんでした・・・
その理由のひとつに、「公務員の仕事はつまらない」という考えがありました。決して仕事を馬鹿にしているわけではないのですが、僕と同じように「淡々としていてつまらなさそう・・・」と思っている方はいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、淡々とした仕事をこなさなければいけないこともあるとは思いますが、食中毒や家畜伝染病が発生した際にどの範囲で発生し、どのような原因で引き起こされたのかを分析したり、その分析に基づいてどのような対策を打つのかを考えることもあるため、「ドラマや映画の警察や刑事みたいでかっけぇ・・・」と思いました笑
また、飲食店や食品工場、動物園や銭湯の裏側など、様々な施設の立ち入り検査も行うため、自分たちが普段食べているものがどのように出来上がっていくのか、企業がどのように工夫しているのかなどを知ることができるのも、公務員獣医師にしかない面白い点だと感じました。
その他にも、地域で発生する問題に対して、どのようにその問題を周知させ、問題意識を持ってもらうかなどを考える問題解決能力を養うことができるため、どんな仕事にも必要なスキルを身に付けることができます。
②公務員獣医師は心に余裕がある人が多い印象
これは実習に行って最初に感じたことですが、職員の皆さんの雰囲気が想像していた以上に柔らかく、お話していて「実家にいるかのような安心感」がありました笑
個人的な考えですが、やはり忙しい臨床系の職場では時間に追われ、どうしても日常に余裕が無いような印象を受けますが、基本夕方に帰ることができたり、休日も十分にあり、福利厚生がしっかりしている公務員は、普段から物理的な時間だけなく、気持ち的にも余裕がある生活を送っているのかなと思います。また、一般企業のように会社の売り上げや経営を気にすることなく各々仕事に集中できる点からも、精神的ストレスに晒されずに生活できる理由のひとつなのかなと思ったりしました。
ちなみに、給料が低い低いと言われがちな公務員獣医師ですが、資格免許職の中では初任給から比較的高く、ボーナスも年4.4か月分あり、さらに僻地や寒冷地など地域によって様々な手当てが付くので、(決して高くはないものの)生活するには十分な収入が見込めると思います。
人によって「人間関係がサバサバしている方がいい」「和気あいあいとした職場がいい」など、好みがあると思いますが、公務員は「アットホームな職場(文字で書くとブラック企業みたいに見えるけど!)」が好きな方にはおすすめです。
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